Daily Archive: 2014年3月31日

3月
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校長室便りを発行します

校長の川上公一です。矢掛中学校から異動してきて1年がたちました。 今年は、しっかりと情報発信していきます。

矢掛高校は、ユネスコスクールとして「持続発展可能な教育(ESD)」に取り組んでいます。社会の情勢は日々変動し激動のときを迎えています。地球規模の環境破壊や、エネルギーや水などの資源保全が問題化されている現代では、人類が現在の生活レベルを維持しつつ、次世代も含む全ての人々により質の高い生活をもたらすことができる状態での開発を目指すことが重要な課題となっています。本校が取り組んでいるESDとは、「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)」の頭文字を取ったものです。

本校でも、過疎化・少子化が進む中山間部で、学校自体が持続発展可能であることが喫緊の最重要課題となっています。学校の持続発展が矢掛町だけでなく、小田川流域地域の持続発展を担保するものであるからです。伝統に甘んじているだけでは持続発展はありません。常に状況を把握分析し、的確に判断し、戦略的に行動することが求められるのです。自らの考えを持って、新しい社会秩序を作り上げていく、地球的な視野を持つ市民を育成するための教育に期待が寄せられています。

 ”Think globally, Act locally.”

地球的な視野を保って地域の活動に参加すること。あるいは地域の地道な活動を通して身につけた手法や能力をより広い状況の中で発揮できるようになること。それが矢掛高等学校の目指すESDなのです。

 今年はいよいよ、ユネスコスクール世界大会が岡山市で開催されます。その成功のために矢掛高校は全力を挙げて取り組みます。

2013年9月から、教職員対象に発行していた校長通信「ロックオン番外編」をリニューアルし「Earth Rise」として発行いたします。矢掛高校の活動や地域の様子・ESD等について発信していきます。発行は不定期です。

Earthrise 01

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