Daily Archive: 2014年5月9日

5月
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美星地区訪問

「矢高だより」ができたので美星中学校・美星公民館にお邪魔しました。
美星地区は、岡山県の西南部に位置し、吉備高原の一角をなしています。かつて、美星町として存在していたが、平成の大合併により芳井町とともに井原市に編入されました。
「地形の起伏がゆるやかで気流が安定している」「瀬戸内式気候で晴天率が高い」「市街地から離れている」など、町名の通り天体観測に適した条件が揃った地であり、美星天文台・(財)日本宇宙フォーラムの「美星スペースガードセンター」(スペースデブリや小惑星の監視)の所在地です。「美しい星空を守る美星町光害防止条例」を制定しています。
人口が減少し高齢化がすすむ美星地区では、「星の郷青空市」を開設し、多くの来場者を迎え安定した経営が行われています。
矢掛高校の分校が美星町にありました。1948年岡山県立矢掛第一高等学校美星分校として発足し、1952年に改称・独立し、岡山県美星高校として小田郡堺村外二箇村高等学校組合により設置されました。1963年には県立に移管し岡山県立美星高校となり、1971年には岡山県立矢掛高校美星分校に戻り、1986年に廃校となっています。
現在は、「星の郷ふれあいセンター」という研修宿泊施設になっています。ここでは、平成に入って毎年「ブルーグラスミーティング」が開催されており、初夏にはバンジョーの音色が響き渡ります。矢掛高校美星分校は、日本のブルーグラスの聖地というような存在になっているそうです。

美星地区は、ESDのフィールドとして大変興味深いものがあります。

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