Daily Archive: 2014年5月23日

5月
23

校舎には垂れ幕が。

 DSC_0043 明日は軟式野球部が中国大会に出場します。

13:30からマスカット補助球場にて、山口県代表と対戦します。がんばってまいります。IMG_6604

   本日は午前中マスカットスタジアムで汗を流しました。

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5月
23

未来教育研究所から助成金

未来教育研究所から、「やかげ学」を中心とする持続発展教育の活動に対して助成金を頂きました。

研究主題は

【人口減少社会における地域を支える人材を育てる後期中等教育のあり方 ― 持続発展可能な地域をつくるために ―】

です。

 

○研究の目的

中山間部における地域との連携を重視した学習活動をとおして、他者・社会・自然環境との関係性を認識し、「かかわり」「つながり」を尊重する態度を養う。また社会に積極的に寄与する能力を育成し、持続可能な社会が実現できるような価値観と態度を養う。

  • 体験的な学習活動をとおして、学ぶことの楽しさや意義を理解する。
  • 地域の施設や人材を活用することにより、郷土の伝統や文化に対する理解を深める。
  • 校外の幅広い年齢層の方々との交流、異学年での交流活動、発表会や報告会を行うことにより、コミュニケーショ ン能力やプレゼンテーション能力を育成する。
  • 人間関係を築く力、社会に参画し寄与する態度、規範意識や公共心の育成を図る。
  • 「持続発展教育(ESD)」を視野に、単なる地域貢献活動にとどまらず、持続可能な社会の担い手としての意識を育成する。

○研究の進め方
矢掛町は、過疎化・少子化が進む中山間部の町である。本校は、ESD「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)」に取り組んでいる。学校自体が持続発展可能であることが喫緊の課題となっている。学校の持続発展が地域の持続発展を担保するからである。このような地域は、全国的にも多く存在している。そのような地域における後期中等教育のモデルとなる実践と本研究を位置づけている。
学校設定科目『やかげ学』では、職業体験を中心として地域での様々な体験活動を通じて、多様な立場の人や異世代の人と触れあい、地域社会における自分の役割や立ち位置を自覚するような活動を計画している。その過程で、人との心の繋がりや社会との繋がりに気づき、自尊感情のある自立した人間へと成長させていきたい。「かかわり」「つながり」を尊重するなかで、社会的・職業的に自立し、社会の中で役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力を身につけさせていくであろう。
『やかげ学』は、地域の様々な施設での一貫した長期研修を行うことで、実際に社会で働いている人や、社会で行われていることの本質や意義に触れ、それらを理解することをねらいとしている。『やかげ学』では「まちづくり」「文化と歴史」「社会人として」等の講義を受け、地域や勤労についての理解を深める実習先を決定し、各施設で毎週木曜午後に計30回の実習を行う。活動の振り返りを行い体験先の職員や地域住民を招き、活動成果発表会を行う。
また、職業体験やボランティア活動のような参加型にとどまらず、地域活性化のための提案を行ったり、小中学生をまきこんだ諸活動のリーダーとなったりする参画型の活動を積極的に組織していきたい。

○期待される成果

実習は、過疎化が進む矢掛町において課題となっている福祉・教育・農業及び医療関係に特化させる予定である。卒業時の進路決定において、それらの領域への進学就職が一層増加することを期待している。一方、生徒への効果だけでなく、受け入れ施設側にも、受け入れることによる効果が最大限出るよう期待している。各施設でも若い労働力は魅力である。双方で「Win-Win」の関係が成立するようにしたい。地域の諸団体・機関と連携し、就労機会の確保に向けた活動にもしていきたい。

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