Daily Archive: 2014年11月6日

11月
06

いただきました!

ボランティアスピリット賞に参加し、サイエンス部と生徒会ダブルで感謝状をいただきました。

Our science club and students’ council took part in Volunteer Spirit Award and got letters of thanks!

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11月
06

授業研究② 板書

10月30日第1校時、1年B組生物Ⅰの授業研究を行いました。この授業について板書に絞って振り返ってみます。

 

板書はていねいに。かつて私は「黒板の文字は石に字を刻むように書きなさい」といわれたことがあり、いつも心から離れません。

板書計画に従って板書する。この授業では、生徒にワークシートを配布してあり、板書計画はそのワークシートとリンクしています。

チョークは、白をメインに黄を補助的に使っています。赤は、アンダーラインを引く等に使用し、できるだけ使いません。色覚障害への配慮です。授業のユニバーサルデザイン化が求められます。

低い位置に書くときは、腰を落として肘を直角に曲げてかく。大切なことは下方ではなく、黒板の上部に書きます。

板書と立ち位置(向かって左部分)

黒板の左側で板書したり説明したりするときは、左足を前に、左手で指し示します。板書するときは、そのまま右足を出し、クローズな体勢で書きます。

板書と立ち位置(向かって右部分)

黒板の右側で板書したり説明したりするときは、右足を前に、右手で指し示します。板書するときは、そのままでオープンな体勢で書きます。

授業の終末時に板書は完成します。まとめの段階で黒板を見れば今日の授業の振り返りができます。授業の流れが黒板に残っていなければなりません。

この授業では、見ている限り板書の原則が緻密に保持されていました。「草本・低木」を「草本・低本」と誤記し、生徒から指摘される場面もあったのですが、何か意図的に誤記したのではないかと思うほどでした。

若いうちに身についた技術は、無意識のうちに自然に行えるのです。自転車に乗るように。

 

板書については、文部科学省が海外の日本人学校向けに示してしている「補習授業校教師のためのワンポイントアドバイス集 」に次のような記載があります。

板書の要件〔内容〕1 授業準備の中で、板書計画も決定稿にしておくこと(どの時点で、何を、どの位置に、どれくらいの大きさで、何色のチョークで書くか 等)。

2 主要発問や学習活動の目標は、必ず板書すること。

3 子ども達がノートすることによって、的確な学習活動ができるものを板書すること(課題の確認・共有・焦点化など)。

4 子ども達が板書する機会も設けること。

子ども達の望む板書(中学生への調査から)

1 続け字、大きさ … 読みやすい字で書いてほしい。

2 位置  … 黒板の下や両わきに書かないでほしい。

3 色     … 色チョークを使ってほしい。色チョークを何色も使いすぎないでほしい。

4  濃さ  … 字を濃く書いてほしい。

5  消し方 … 書いてもすぐ消さないでほしい。

6  まとめ方 … 要点だけ書いてほしい。番号・記号・箇条書きで整理してほしい。

7  順序  …  初めから順に書いてほしい。

8  速さ  …  ゆっくり書いてほしい。ノートする時間をとってほしい。

 

チョークは押しつける

1 打ちつける書き方は、点画の始筆部分と終筆部分が書けない(子ども達に見えない)ことがある。

2 押しつけると、終筆部分の「はね」と「払い」も明瞭に書ける。

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