今日は、公益財団法人 未来教育研究所 実践事例発表大会で、「人口減少社会における地域を支える人材を育てる後期中等教育のあり方― 持続発展可能な地域をつくるために ―」を発表しに神戸に来ています。
人口減少社会に突入し地方消滅が叫ばれる今日、中山間部は先行モデルといえます。過疎化・少子化が進む中山間部では高校生は戦力です。地域に進出することで地域が活性化し、生徒も自らの進路実現に役立つようなプログラムを開発し、実践していくことが本研究のテーマです。学校の持続発展が地域の持続発展を担保します。そのためにも、地域に信頼される開かれた学校づくりを一層進めていかなければならないと考えています。
高見茂理事長の講話に感激しました。
教育の動向と課題 未来教育研究所理事長 京都大学教授 高見 茂
教育再生の加速化 政治経済と無縁でない
グローバル化の流れ 日本の半導体メーカーは壊滅
京大出の優秀な技術者も企業内失業
終身雇用制の終焉 学校で学習したことが20年もたない
これから求められる2つの能力
① 変化に備えて常に学び直す力
② 変化に対して柔軟に対応する力
・①のエビデンス 学生時代の読書量が勝負
・②のエビデンス
◎ Human Capital 人的資本(知識・能力・気力)
◎ Social capital 社会関係資本
社会の中の関係づくり 信頼・価値・潔さ・トレランス
10代後半から20代前半で定着
☆ 高校生に対する市民教育を
☆ 高大連携の必要性