Daily Archive: 2015年5月20日

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全国高等学校長協会第68回総会・研究協議会

 

引き続き5月20日(水)・21日(木)と大宮ソニックシティーホールで開かれた全国高等学校長協会第68回総会・研究協議会に参加しています。研究協議の方向性では、次の3つがキーワードです。「高大接続」「グローバル化」「アクティブ・ラーニング」

◎高大接続改革の視点

高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜は相互に密接に関連し合うものであり、新しい時代にふさわしい高大接続の実現のためには一貫した取組が必要であることから、三者の一体的改革に取り組む。特に、義務教育段階の取組の成果を発展させ、高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜を通じて、「知識・技能」のみならず、知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、思考力・判断力・表現力や主体性・多様性・協働性などの真の学力の育成・評価に取り組む。大学入学者選抜の改革にあたっては、大学入試センター試験の改革とあわせて、個別選抜の改革を推進する。中教審答申で提言されているような既存の「公平性」をめぐる意識を改革し、一人ひとりが積み上げてきた多様な力を多様な方法で「公正」に評価し選抜するという理念をはじめ、社会全体で改革の必要性や方向性を共有して取り組む。

◎グローバル化に対応した英語教育改革

初等中等教育段階からグローバル化に対応した教育環境づくりを進めるため、小学校における英語教育の拡充強化、中・高等学校における英語教育の高度化など、小・中・高等学校を通じた英語教育全体の抜本的充実を図る。2020年(平成32年)の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、新たな英語教育が本格展開できるように、本計画に基づき体制整備等を含め2014年度から逐次改革を推進する。

◎アクティブ・ラーニング

これからの時代を、自立した人間として多様な他者と協働しながら創造的に生きていくために必要な資質・能力の育成に向けた教育目標・内容の改善。課題の発見・解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習「アクティブ・ラーニング」の充実と、そうした学習・指導方法を教育内容と関連付けて示すための在り方。育成すべき資質・能力を育む観点からの学習評価の改善。

 

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