Daily Archive: 2015年6月17日

6月
17

租税教室(卒業生講演会)

税の大切さを教える教室の一環として、広島国税局の調査査察部「マルサ」の責任者を矢掛高校にお迎えし、「租税教室」を開催しました。

税金の使われ方や公平負担の大切さを講義していただきました。講師は、矢掛高校OBの岸野憲二さんで、広島国税局調査査察部の部長として大規模な法人の税務を調査するとともに、およそ70人の査察官を率いています。岸野氏は高校卒業碁、税務職員となり奮励努力され現在の地位までになられました。夢を持ちそれを実現させるための努力の大切さ。高い志望を持ち学びを継続していくことの大切さを熱く語っていただきました。
岸野さんは生徒たちに小学校から高校までの12年間公立学校に通うと、1人あたり、およそ1100万円の税金が使われることなどをスライドを使って説明されました。
また、所得税は高所得者ほど税の負担割合が重い一方、一律の消費税は低所得者にとって負担が重くなる傾向にあるとして、「どんな税制がよいのか決めるのは政治家なので、皆さんが選挙権を得たらきちんと投票してほしい」と話していました。
最後にマルサの仕事を再現ドラマにしたビデオを紹介し、脱税のために隠された札束や金の塊を調べるシーンなどを通して、脱税が割に合わないことや、公平な負担の大切さを訴えていました。
2年生の女子生徒は「あまり詳しくなかった税金の仕組みが分かりました。大人になったらきちんと税金を払います」と話していました。

当日の様子は、矢掛放送・NHK・RSK・山陽新聞・中国新聞に取材していただきました。

NHK岡山「県内のニュース」のトップです。 こちらから視聴できます。

 

Permanent link to this article: https://www.yakage.okayama-c.ed.jp/wordpress/?p=15758