«

»

10月
15

新聞配達に関するエッセーコンテスト

日本新聞協会が、新聞配達に関するエッセーコンテストの受賞者と受賞作品を発表しました。大学生・社会人部門の最優秀賞は、元衆院議員・元出雲市長、岩國哲人さんの「おばあさんの新聞」でした。

10月15日の朝日新聞『天声人語』が取り上げています。朝から少しうるっとする内容でした。

 

 

元島根県出雲市長で衆院議員を務めた岩國哲人さんは、早くに父が亡くなり、家には新聞を購読する余裕がなくなりました。好きなのでなんとか読み続けたい。少年は新聞配達を志願します。配った先の家を後で訪問し、読ませてもらおうと考えたのだそうです。小学5年の時から毎朝40軒に配りました。読み終わった新聞を見せてくれるおじいさんがいました。その死後も、残されたおばあさんが読ませてくれました。中3の時、彼女も亡くなり、葬儀に出て実は彼女は字が読めなかったと知ります。「てっちゃん」が毎日来るのがうれしくてとり続けていたのだ、と。涙が止まらなくなった……という内容です

 

高校での道徳教育の必要性が求められている今日、ぜひ生徒にも話したいと思いました。

Permanent link to this article: https://www.yakage.okayama-c.ed.jp/wordpress/?p=13364