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1月
26

復活 観光岡山

山陽新聞12月21日付社説に「岡山県の観光 “独り負け”立て直さねば」が出ています。かなりショッキングな内容です。

———–以下引用————-

岡山県内の観光客数は減少傾向が続き、増加している近隣県に競り負けている―。日銀岡山支店が観光動向のリポートで指摘した。低迷する岡山観光の状況がくっきりと浮かび上がった格好だ。

リポートによると、岡山県内の観光客数や総観光消費額は1990年代後半にピークを迎えて以降、一時的な増減はあるものの全体として減少傾向にあり、観光産業は伸び悩んでいる。一方で広島、香川県など近隣県では観光客数が増えており、岡山の“独り負け”状態にあるといえる。

岡山は、集客力を示す1観光地点の平均観光客数が近隣県の中で最低であり、観光客の満足度も見劣りしている。さらに県のブランド力は、県外居住者、県民の評価ともに全国下位にとどまっている。

広島県の「おしい!広島県」、香川県の「うどん県」といった積極的な観光PR戦略、島根県の出雲大社の大遷宮や石見銀山の世界遺産登録など、近隣県の全国発信の中で埋没したとも考えられる。

———–以上引用————-

そういえば、倉敷美観地区の観光客もかつてほどではないような・・・。矢掛でも町家交流館や宿泊施設「やかげ宿」のオープンなど、観光にスポットをあてた取組が強化されていますが、実際に観光客が来なければ大変です。矢掛高校でも「観光甲子園」出場など、観光を取り上げた活動を行っています。

今年度は、産業観光でこられた観光客を高校生が立てたプランに従って案内したり、小中学生がESD世界大会エクスカーションをエスコートしたりする活動も行いました。少しでも、地域観光に協力できてるとありがたいです。

 

文部省唱歌「ふるさと」の歌詞「うさぎ追いしかの山 こぶな釣りしかの川」そのものが小田川流域の姿なのです。日本のふるさと原風景とも呼べる里山・里川があり、日本の伝統文化が色濃く純度高く残っており、中山間部の地域振興・環境保全の視点からも魅力的な地域といえるでしょう。また、地域の農産品を中心とした名産が多数あり、地域ごとに直売所が設けられており、地産地消の楽しみもあります。6次産業化をめざす取組は、新しい中山間部の地域創造を先取りしています。

 

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