平成26年度の第1回授業研究期間を6月9日から6月20日で実施しています。
今回の学習指導要領改訂では,学校や生徒の実態等に応じて義務教育段階の学習内容の確実な定着を図るための指導を行うことを配慮すべきこととし、高等学校段階の学習に円滑に移行できるようにすることを重視しています。
一方で、高大連携を推進することで,生徒の学習意欲を高め、個々の興味・関心を持つ学問分野への理解を一層深めるとともに、主体的な進路選択を行うことができるようにすることも期待されています。
このように、小中高大の接続を意識した教育課程の編成が求められているのです。
また、家庭、地域社会との連携を深め、学校内外を通じた生徒の生活の充実と活性化を図ったり、学校同士が相互に連携を図り積極的に交流を深めたりすることも重視されるようになりました。
授業は、教室の中だけで完結するものではないというのが、最近の流れであり、視野を広くし積極的に学校の外へと飛び出していくことが求められています。
このような視点から「求められる授業力」を次のように捉えてみました。大きくは、様々な情報を集める力「情報収集力」と,集めた情報を整理し結合させて学習指導に生かす「情報活用力」の二つです。
情報収集力
- ・ 地域・学校や生徒の実態の把握
- ・ 義務教育段階の学習内容の確認
- ・ 高大連携の推進と大学入学者選抜についての理解
情報活用力
○ 授業構成力
- ・ 指導方法や指導体制の工夫改善
- ・ 地域の教育資源や学習環境の活用
- ・ 高等学校段階で本来養うべき多面的・総合的な力の育成
○ 授業実践力
- ・ 繰り返し指導や教師の協力的な指導の実施
- ・ 様々な分野で活躍できるグローバル人材を育成する指導の実践
- ・ ハイレベルな学習機会や切磋琢磨する場における指導法の確立