Monthly Archive: 9月 2015

9月
30

智恵子抄から

3年生の授業。参観させていただいていると、今日は智恵子抄です。男子も女子も真剣に授業に参加しています。

「あれが阿多多羅山  あの光るのが阿武隈川」

韻を押したフレーズが続きます。卒業を目前に控えて美しい日本語をきちんと学んでいるのはとてもすてきです。

 

樹下の二人

 

あれが阿多多羅山

あの光るのが阿武隈川

かうやつて言葉すくなに坐つてゐると

うつとりねむるやうな頭の中に

ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡ります

この大きな冬のはじめの野山の中に

あなたと二人静かに燃えて手を組んでゐるよろこびを

下を見てゐるあの白い雲にかくすのは止しませう

 

あなたは不思議な仙丹を魂の壺にくゆらせて

ああ何といふ幽妙な愛の海ぞこに人を誘ふことか

ふたり一緒に歩いた十年の季節の展望は

ただあなたの中に女人の無限を見せるばかり

無限の境に烟るものこそ

こんなにも情意に悩む私を清めてくれ

こんなにも苦渋を身に負ふ私に爽かな若さの泉を注いでくれる

むしろ魔もののやうに捉へがたい

妙に変幻するものですね。

 

あれが阿多多羅山

あの光るのが阿武隈川

 

ここはあなたの生れたふるさと

あの小さな白壁の点点があなたのうちの酒庫

それでは足をのびのびと投げ出して

このがらんと晴れ渡つた北国の木の香に満ちた空気を吸はう

あなたそのもののやうなこのひいやりと快い

すんなりと弾力ある雰囲気に肌を洗はう

私は又あした遠く去る

あの無頼の都、混沌たる愛憎の渦の中へ

私の恐れる、しかも執着深いあの人間喜劇のただ中へ

 

ここはあなたの生れたふるさと

この不思議な別箇の肉身を生んだ天地

まだ松風が吹いてゐます

もう一度この冬のはじめの物寂しいパノラマの地理を教へて下さい

 

あれが阿多多羅山

あの光るのが阿武隈川

 

高村光太郎『智恵子抄』

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9月
29

理科室棟新築工事

理科室棟新築工事は、基礎工事が終了し、いよいよ建屋工事が始まります。建材の搬入が始まりました。材料を工場で加工してきて、それを現場で組み立てていく工法です。資材は県北から運んで来ます。ほんとにすべて木です。完成が待ち遠しいです。

 

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9月
28

保護者土セミ

9月26日第3回保護者土セミを開催しました。テーマは「大学入試の現状と保護者の関わり方」です。地域で行事の多い中多数ご参加いただきありがとうございました。

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9月
26

野球部練習試合の結果

9月26日(土)に野球部が篠山鳳鳴高校とうぐいす球場にて練習試合を行いました。

    3 ― 7  負け  詳しくはこちらから

大差での負けとなりました。次戦は県大会出場をかけた大事な一戦。これからもご声援よろしくお願いいたします。

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9月
25

夕焼けがうつくしい

差別と貧困のなかで、学校に通えなかった 北代色さんは、60歳を過ぎてから「識字学級」に通い、文字を覚えます。そして、生まれて初めて書いた手紙がこの手紙です。宛先は識字学級の先生。

 

道徳の授業では「字を覚えてよかったこと」の発問に功利的な答えが続きます。「医者の受付で名前がかけたこと」「スーパーや木曜市が楽しみになったこと」「旅館で恥をかかなくなったこと」。

そして最後に残るのが「夕焼けが美しい」。なんで? 置かれている立場や感性によって様々な答えが返ってきます。

夕焼けは、今までと変わらないのに、どうして字を覚えてから本当に美しいと思えるようになったのかを考えます。
「何のために学ぶのか」「学んでどうなるのか」と悩んでいるとき「学ぶことのすばらしさ」を教えてくれます。
「10年ながいきしたいです」と思えるような教育ができているのか自問しています。私の原点です。
夕焼けを見るたびに思い起こします。

 

本日、校長全員研修がありました。教職員の不祥事防止には、教職にあるものの「使命」や「誇り」について自覚することが第一だと私は思います。そのためにはまずもって1人1人の教師力の向上です。学び続けるものだけが教える資格をもつのです。その上で、互いの弱点を支え合いながら、チームで問題を解決していこうとする風通しのよい職場づくりが大切です。これを逆転させてしまうと傷をなめあう甘い職場になってしまいます。

本日の研修で、新採用5年目の先生の書かれた文章が配られました。絶えず初心に立ち返ること。肝に銘じました。私も新採用のとき、荒木弘之という素晴らしい師匠に出会いました。素晴らしい教員生活のスタートでした。そして荒木弘之は私の4代前の矢掛中学校の校長です。運命を感じました。

本日、私の教職生活最後の年の折り返し点です。

 

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9月
24

秋の交通安全運動 赤バイ隊出発式

24日「秋の交通安全運動 赤バイ隊出発式」が行われました。

矢掛町では、さまざまな活動の一つとして、「交通安全愛のメッセージ」プロジェクトが実施されます。これは、町内の小中学生が自分の大切な人に書いた交通安全を呼びかけるはがきにやかっび~切手を貼って、おくる活動です。交通安全を呼びかける「赤バイ隊(郵便職員)」の手で配達されます。

今日、木曜日は「やかげ学」の日。昨年度から雨に悩まされています。遠くまで自転車で出かけるやかげ学2年生。無事故で帰ってくるよう祈っています。

 

赤バイ隊の皆様。よろしくお願いします。

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9月
24

野球部公式戦の結果

9月23日(水)に野球部が勝山高校と玉島の森野球場にて平成27年度秋季岡山県軟式野球大会予選を戦いました。

    2 ― 0  勝ち    詳しくはこちらから

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苦しみながら勝利しました。次戦は県大会出場を賭け、10月4日になりわ運動公園にて興譲館高校と対戦します。

ご声援よろしくお願いいたします。

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9月
21

野球部練習試合の結果

9月20日(日)に野球部が広大附属福山高校と井原高校グラウンドにて練習試合を行いました。

    6 ― 3  勝ち  詳しくはこちらから

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9月23日に迫った秋季大会予選でも、温かいご声援よろしくお願いいたします。

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9月
20

野球部練習試合の結果

9月19日(土)に野球部が境高校とうぐいす球場にて練習試合を行いました。

    0 ― 2  負け  詳しくはこちらから

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これからもご声援よろしくお願いいたします。

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9月
18

『入力』より『出力』

米パデュー大学のカーピック博士は、ワシントン大学の学生を4つのグループに分け、40のスワヒリ語を記憶してもらう実験を行いました。1番目のグループはテストして、間違えたらリストを見せ、全部を再テストします。2番目は間違えた単語だけ見せ、全部を再テスト。3番目は間違えたらリストを見せ、間違えた単語だけ再テスト。最後は間違えた単語だけ見せ、間違えた単語だけ再テストします。全問正解するまでその日のうちに何度も再テストをしたところ、覚えるまでのテスト回数には差がありませんでした。

ところが1週間後に再テストをすると、グループ間で大きな差が出ました。3、4番目のグループより、1、2番目のグループの点数が3倍ほど高いという結果が出たのです。得点の高いグループに共通するのは、再テストで毎回全問を解いたかどうか。つまり入力の仕方は関係なく、出力する機会が多いほうが記憶は定着すると考えられます。

「学習」は脳への入力です。「テスト」は脳からの出力です。つまり、脳の機能は「出力」を基準にして、そのパフォーマンスが変化するのです。脳にはいろいろな情報が入ってきます。しかし、そのすべてを覚えておくことはできません。当然、取捨選択しなくてはいけないわけですが、このとき、入力の回数だけでなく出力の回数(使用頻度)でも判断しています。むしろ、脳は出力のほうにより依存している。ですから、教科書や参考書よりも問題集を何度も解く復習のほうが効率的だ、といえます。

 

これは東京大学・大学院薬学系研究科教授 池谷 裕二(いけがや ゆうじ )先生のお考えです。神経科学および薬理学を専門とし、海馬や大脳皮質の可塑性を研究されており、脳科学の知見を紹介する一般向けの著作も書かれています。

この池谷先生が、10月2日、津山高校120周年記念式で講演をされます。楽しみです。

 

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