Monthly Archive: 7月 2015
「こくさいこどもフォーラム岡山 高校生懸賞論文2015」 では岡山県内高校生を対象に懸賞論文を募集しました。本校第2学年 三宅美聡 が優秀賞に選ばれました。題は「星が教えてくれたこれからの未来」です。題からも予想できるように美星町出身・美星中学校卒業生です。

Earthrise09
テーマ 2.ESDと私
星が教えてくれたこれからの未来
岡山県立矢掛高等学校 2年 三宅 美聡
私は星尾降神伝説が伝わる井原市美星町で生まれた。周囲を美しい星と美しい景観、伝統文化や様々な特産物に囲まれて育っている。私は美星という地に住んでいることが大きな自慢である。父は「美星観光協会」や「備中西商工会」、有志団体の「ゆい美星」といった複数の団体に所属し、美星を世界にアピールするためにいろいろな活動をしている。その中でも特に力をいれているイベントは「星空サミット」である。星空サミットとは、天文学者が選ぶ日本三選星名所に認定された、石垣島天文台、井原市美星町の星空公園、長野県南牧村野辺山公園八ヶ岳ふれあい公園の三地域が連携して、星空を観光資源に観光誘致に取り組もうというもので、天文学者を招き星の未来について考えるサミットである。第一回目は美星町、第二回目は石垣島で行われた。「星の郷美星町民」としての一人ひとりの町に対する想いが薄れてきたという問題が見えたと父は言う。外の状況を学び、今ある資源や文化を見つめ直すことで、方向性が定まり、新たな活動へと繋げていけるのだと思う。その結果として地域が活性化し、歴史や文化が次の世代へ継承できるのだと考える。
美星町は全国に先駆けて光害によって星の美しさを失わないよう、「①美星町光害防止条例」を1989年11月22日に制定した。光害防止条例とは、生活に必要な照明を確保しながら光の害から星空を守ることを目的としている。都市部では、たしかに在るはずの星が、見えないことが普通になっている。都市部の子供達はこんなに美しい星を見ることなく大人になるのかもしれない。満点の星空の感動を味わえないなんて、もったいない。世界的にみると、夜の安全を守るという照明の本来の目的を超え、世界の様々な場所で過剰な照明が自然環境に悪影響を及ぼしている現状もある。明るい夜空が、生物の生活リズムを乱したり、天体観測に障害を及ぼしたり、過剰なエネルギー使用などの問題がある。ヒトの経済活動は生活圏外の空にまで進出してきている。照明は、暮らしに大きな利点をもたらしている存在であることは間違いない。しかし、バブル景気に日本が沸く1989年にこの条例が作られたからこそ、美しい星が守られてきたのではないだろうか。
「ゆい美星」が開催しているイベントのなかに、「ナイトウォーク」がある。それは、夜に美星町の星空を見ながら、ゴールの星空公園を目指して歩くイベントである。9kmのコースを中継地点で配られる美星の特産物を食べながら歩き、星の専門家から星座などの説明もある。美しい星を見ながら特産物を味わい、気軽に遊び感覚で自然に触れ、満天の星空、自然の大切さ、自然との共生を肌で感じられるイベントだと思う。このような星を資源としたイベントをたくさん開催することで、町の活性化にも一役買っている。
これからの社会を考える上で、未来を創る私達が、自分の町が好きだと思えるか、町をずっと持続させていきたいと思えるかが大切である。地元に住む私達には、星空や自然を今よりもっと大切にしなければいけないという意識を高め、現状をもっと知ろうとすることが大切だと思う。そのためには、地域の行事に積極的に参加し、そこで奮闘する大人と関わり、自分の考えを作り上げることが不可欠である。今の私にできることは、美星町の良さを感じられるイベントに参加し、美星で生まれ育った私の感じた意見を企画側に伝えることだと思う。また、他に先駆け「光害防止条例」を制定した美星町が先頭にたち、星や自然を守るために行っている活動を世界中に伝え、次世代の自然を守る一歩になればよいのではないだろうか。
世界に広く知ってもらうには、世界中の人が参加できる「美星町自然環境体験ツアー」を企画することが考えられる。そのような地道な活動を継続できれば、ほんの少しでも、次世代の自然を守ることに役立てると信じている。そのツアーに小中高生が参加し、世代間国際交流も深めていけばさらに効果的になるのではないだろうか。私は高校卒業後、観光について学びたいと思っている。そこで、どのようにしたら町が活性化できるか、イベントの参加者を増やせるかなどを考え、美星町の未来に役立てていきたいと考えている。今は、大きなプロジェクトを企画することはできなくても、美星町のことをもっと深く勉強し、イベントに沢山参加してみることから始めていこうと思っている。私達高校生が、自分の町とこれからの世界を引っ張っていかなければならない。そのために原点に戻り、もう一度自然の美しさを感じ、町づくりに活かすことが大切だと思う。
私は美星町という自分の町が大好きだ。外に出れば涼しい風と鮮やかな緑、夜になれば美しい星空。みんなで守ってきたものだからこそ、美しさが増すのかもしれない。だから自信をもって美星町民は、「美星町は素晴らしい町だ」と言うことができるのだ。そしてたとえ小さな町だとしても、美星町にしかない大きな発信ができる。小さな町が先頭にたち、世界に自然の美しさを発信していくことが、持続可能な社会への一歩だと私は考える。
出典① 美しい星空を守る井原市光害防止条例(平成16年12月17日条例第56号)
Earthrise09
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7月11日(土)に野球部が神戸国際高校と矢掛球場にて練習試合を行いました。
1 ― 0 勝ち 詳しくはこちらから
春に敗れている相手に勝利。夏はもうすぐ!!
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第57回中国・四国高等学校PTA連合会大会が岡山市民会館で開催されました。岡山大会の大会テーマは、「つなごう子育て 結ぼう手と手 ~晴れの国からもんげー夢を」です。午前中には、竹内昌彦先生の講演「私の歩んだ道 ~見えないから見えたもの~」 幼年期を矢掛で過ごされた竹内先生のお話を聴くのは、もう10回以上になりますか、聴くたびに感動させられます。当日の会場は1700人と満席状態でした。参加して頂いた矢掛高校PTAの皆様ありがとうございました。





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矢掛中学校高校体験を実施しました。これは、高校生が期末考査や修学旅行で学校にいない時期を利用して、中学生に高校の授業や生活を体験してもらうものです。矢掛高校進学希望者だけでなく、全ての矢掛中学校3年生が参加しました。
高校で何をどのように学ぶかの話の後、希望のコースを選択し、授業を受けました。
- 国数英入試問題解説
- 情報処理
- 環境
- やかげ学
の4コースです。
例年、この日には雨が降るというジンクスがありましたが、晴れてよかったです。


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In the moring of the 2nd day, we moved up to the 350m high at Tokyo Sky Tree.
2日目午前中は東京スカイツリーにみんなで上りました。
当日の朝食の様子とともにお送りします。





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岡山県教育委員会は7月6日、平成28年度岡山県立高等学校入学者選抜実施大要を発表しました。全日制の特別入試は来年2月16日に学力検査、同日と翌17日に面接や各校独自選考を実施します。一般入試は3月10日に学力検査、翌11日に面接を行います。
矢掛高校関係の日程は次のとおりです。
[一般入学者選抜]
[第Ⅰ期]
出願の期間 平成28年2月25日(木)から2月29日(月)まで
出願変更の期間 平成28年3月3日(木)から3月4日(金)まで
学 力 検 査 平成28年3月10日(木)
面接・実技 平成28年3月11日(金)
合格者の発表 平成28年3月18日(金)
[特別入学者選抜]
日程
出願の期間 平成28年2月2日(火)から2月4日(木)まで
学 力 検 査 平成28年2月16日(火)
面接・選択実施する検査 平成28年2月16日(火)、2月17日(水)
※ 両日のうちいずれか1日で実施する場合がある。岡山県教委は6日、
選抜結果の通知 平成28年2月23日(火)
合格者の発表 平成28年3月18日(金)
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修学旅行2日目の早朝、こんな光景が広がっていました。
In the morning of the second day of our excursion trip, we were very impressed with such great scenes.

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富士山麓体験学習、パラグライダーが雨天のためカヌーになりました。




これは・・・
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雨の中ではありますが、元気に矢掛を修学旅行団、出発しました。
It’s a rainy day, but on the contrary, our excursion trip group has just started cheerfully.


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2年生が予定通り定刻に修学旅行に出発しました。


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2年生が明日出発します。結団式を行いました。
The second grade students will leave for Kanto Area as an excursion trip. The Yakage groups set-up ceremony was held today.
校長先生をはじめとする諸先生方からの直前のお話がありました。
Our prinipal, and some other teachers gave them some information about the trip.

さあ、明日から出発だ!!
OK, here we go!!

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本日から、1・3年生は一学期末考査開始です。2年生は本日で終了。どうして差があるかというと明日から2年生は修学旅行だからです。3泊4日で関東方面へ。天気は若干不安ですが、楽しんできてください。
結団式 校長あいさつ。富士山と八ヶ岳の背比べの話。

中学校と高校の違い。「高校の校長は修学旅行について行かない。」
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7月4日(土) 真庭高校落合校地にて第60回全国高等学校軟式野球選手権・岡山大会の抽選が行われました。
2年連続の東中国大会出場を狙う矢掛高校は、倉敷工業高校ゾーンのCブロックに入りました。
大会4日目の7月22日に 勝山高校と勝間田高校の勝者と対戦します。(12:30PB @真庭やまびこスタジアム)
ご声援よろしくお願いいたします。
第60回全国高等学校軟式野球選手権・岡山大会組み合わせ
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教員採用試験に挑む皆さんへ。
きっと今も今月の一次試験突破を目ざして問題集や小論文に取り組んでいるのでしょう。一生懸命な姿が目に浮かびます。
試験ですから合否はあります。皆さんは「合格」を目ざしています。もちろん、教師になるという皆さんの夢を叶えることは自己実現であり、今後の人生の生きがいになることでしょう。しかし、一方で皆さんが教師になるということは、将来出会うであろう子どもたちに大きな影響を及ぼすということも忘れないでほしいのです。
果たして大学卒業後にすぐ教員採用試験に合格した人が、子どもたちにとって優秀な教員なのでしょうか。残念ながら不合格であった人は駄目な教員なのでしょうか。
私は、子どもにとって素敵な教員が優秀な教員だと思います。「素敵」の中身は実に多様でここでは述べられませんが…。とにかく今は勉強。採用試験が終わったら、合否関係なく、子どもにとって素敵な教員になれるよう学び合いましょう。それが皆さんの自己実現につながるはずです!!
教員採用試験に挑む皆さん。
いえ、将来素敵な教員になる皆さん。 (岐阜聖徳学園大学 佐藤寿人先生)
本校にも、教員を目指して採用試験に挑む若い講師が大勢います。高い志をもち、目標にに向かって努力しているのは生徒だけではありません。どっちもがんばれ。
Dreams come true!

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しおりが完成です!
The special booklet for our excursion trip has completed!!

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「高大接続改革実行プラン」を高校現場はどう考えるか
文部科学省は、2015年1月、高校教育、大学教育、大学入試の一体的な改革を進めるために、「高大接続改革実行プラン」を策定した。そして、このプランの実現に向けた具体的な方策について検討する「高大接続システム改革会議」を発足させた。「高大接続システム改革会議」の委員には、 現場の公立高校を代表して2人の校長が名を連ねている。その2人に、実行プランをどう受け止めたのか、話を聞いた。 {VIEW21 2015/6}

高大接続システム改革会議委員 和気閑谷高校 香山真一 校長をお迎えして8月に校内研修を行います。
記事のPDF{「高大接続改革実行プラン」を高校現場はどう考えるか}はこちらからご覧ください。
このプランの狙いは、高校教育、大学教育、 大学入試を一体的に改革し、 「知識 ・技能」のみならず、 「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力」といった真の学力を育成・評価するための体制の構築にある。高校教育についての具体的な内容としては、学習指導要領の抜本的な見直しや、主体的・協働的な学びを重視した教育の展開、大学教育については、アクティブ・ラーニングの導入やSDの義務化などによる大学教育の質的転換、学生の学修成果の把握・評価の推進などがある。高校教育の質の維持・向上、及び生徒の学習改善を目的とした「高等学校基礎学力テスト(仮称) 」や、センター試験に代わり大学進学希望者の学力を測る「大学入学希望者学力評価テスト (仮称) 」 の導入も打ち出された。 {VIEW21 2015/6}
これは従前から矢掛高校が目指していたものです。矢掛高校の教育は新しい大学入試制度に直結します。本校の取組に体制が追いついてきたと感じています。
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