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8月
21

「やかげ学」引継 持続発展を目指します

 

2学期を前に、学校設定教科「やかげ学」の引き継ぎが19日から始まっています。ガイダンスの後、3年生が2年生に個別の施設について、仕事内容や留意点、やりがいを感じたこと、苦労したことなどを話します。そして、午後各施設を訪問し打合せを行います。

総合コースでは、学校設定教科として平成22年度から「やかげ学」を開設しています。「やかげ学」では、地域での活動体験を通して、達成感や充実感を持たせるとともに、自己の進路を模索する活動に結びつけることをめざしています。職業体験を中心として地域での様々な体験活動を通じて、多様な立場の人や異世代の人とふれあい、地域社会における自分の役割や立ち位置を自覚するような活動を実施しています。その過程で、人との心の繋がりや社会との繋がりに気づき、自尊感情のある自立した人間へと成長させていきたいと考えています。「かかわり」「つながり」を尊重するなかで、社会的・職業的に自立し、社会の中で役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力を身につけさせていくでしょう。

「やかげ学」は、矢掛町と本校が協定を結び、毎週木曜日の午後に矢掛町の施設で職場実習を体験します。2年の「やかげ学Ⅰ」から3年の「やかげ学Ⅱ」にかけての2年間学習します。「やかげ学Ⅰ」は7月まで、矢掛町についての講義を中心に学習し、9月から実習を行います。

「やかげ学Ⅱ」では、7月まで実習を行い、9月から活動のまとめとプレゼンテーションの準備を行い報告会を実施し、活動を終えます。実習は、過疎化が進む矢掛町において課題となっている福祉・教育・農業及び医療関係に特化しており、卒業時の進路決定でも、それらの領域への進学就職が増加したのは、大きな成果であるといえるでしょう。さらに、上級学校卒業後、地元に就職し地域に貢献する人材も増えてきています。

 

Earthrise14

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