矢掛高校長

筆者の詳細

名前: 川上 公一
登録日時: 2008年9月20日

最新記事

  1. 校長室便り — 2016年1月29日
  2. 百人一首大会 — 2016年1月28日
  3. 岡山県高等学校商業教育協会 — 2016年1月27日
  4. 「次世代の学校・地域」創生プラン~学校と地域の一体改革による地域創生~ — 2016年1月26日
  5. 雪の本陣・脇本陣 — 2016年1月25日

この筆者の投稿リスト

11月
04

矢掛町協働のまちづくり表彰式

11月1日、やかげ文化センターで矢掛町協働のまちづくり表彰式が行われ、本校軟式野球部が末永三喜太賞特別賞を、「やかげ学」が末永三喜太賞を受賞いたしました。

 

岡山県立矢掛高等学校軟式野球部

日頃より学業と部活動の両立を図り第59回全国高等学校軟式野球大会に出場し活躍されました。

岡山県立矢掛高等学校やかげ学

貴学校設定教科は生徒の地域活動への積極的な参加を推進し社会の担い手育成に寄与されました。

また、やかげ観光大使 やかっぴー も末永三喜太賞を受賞しました。やかっぴーは、表彰式終了後セントレアで開催されたゆるキャラグランプリ2014決勝に旅立ちました。そして、なんと62位と大健闘でした。

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10月
31

参観授業

10月31日(金)。今日は、参観授業の日です。 8:40~12:10の間、簡単な受付を済ませていただければ、いつでも自由に見学していただけます。

「岡山教育の日」関連事業です。

学校と御家庭と地域との連携を深め、また矢掛高校をより一層御理解いただくために、保護者の方々をはじめ本校関係者、中学校3年生の保護者の方、塾の関係者、さらには地域の皆様方に学校での平素の授業を見ていただく機会として参観日を設定しています。

 

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10月
30

授業研究①プロジェクト型・課題解決型の授業 

30日第1校時、地域ビジネス科1年ビジネス基礎の授業研究を行いました。

「各グループで株式会社を設立し、実際にプレゼンを行い、出資者を募る」ことを通して株式会社の仕組みを理解するという、【プロジェクト型】【課題解決型】の授業です。課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習を「アクティブ・ラーニング」といい、高校・大学でも積極的に取り入れていく方向にあります。

魅力ある商品・アイデア・サービスを開発したり、社会的に信頼される企業理念をもって起業したりしている企業には、出資者が興味を持ち出資を行う。そのことにより株式会社が発展することを確認します。

この授業では、アクティブ・ラーニングとしての一定のスタイルを見ることができました。他教科の授業にも参考になると思います。

 

本時の目標を明示する。

グループをつくる。

グループで話し合い、方略を立てる。<P>

プレゼンテーションする。<D>

疑似通貨を用いて有望な商品を開発した会社に投資する。学習者による相互評価の段階です。<C>

自己評価をして、自分たちの方略を振り返り、新たな方略を考える。<A>

 

このように、アクティブ・ラーニングは、マネジメントの視点で見ると、1時間の授業の中でPDCAのサイクルを回すことなのです。

 

11月20日諮問「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」では、アクティブ・ラーニングを大きく取り上げています。(26文科初第852号)

 

「何を教えるか」という知識の質や量の改善はもちろんのこと,「どのように学ぶか」という,学びの質や深まりを重視することが必要であり,課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)や,そのための指導の方法等を充実させていく必要があります。こうした学習・指導方法は,知識・技能を定着させる上でも,また,子供たちの学習意欲を高める上でも効果的であることが,これまでの実践の成果から指摘されています。

 

○ 育成すべき資質・能力を確実に育むための学習・指導方法はどうあるべきか。その際,特に,現行学習指導要領で示されている言語活動や探究的な学習活動,社会とのつながりをより意識した体験的な活動等の成果や,ICTを活用した指導の現状等を踏まえつつ,今後の「アクティブ・ラーニング」の具体的な在り方についてどのように考えるか。また,そうした学びを充実させていくため,学習指導要領等において学習・指導方法をどのように教育内容と関連付けて示していくべきか。

○ 育成すべき資質・能力を子供たちに確実に育む観点から,学習評価の在り方についてどのような改善が必要か。その際,特に,「アクティブ・ラーニング」等のプロセスを通じて表れる子供たちの学習成果をどのような方法で把握し,評価していくことができるか。

 

【アクティブ・ラーニング】教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。

(文部科学省 用語集)

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10月
29

地方消滅 中央公論新書

「地方消滅 東京一極集中が招く人口急減」  増田寛也 編著 (中央公論新書)

このままでは896の自治体が消滅しかねない――。減少を続ける若年女性人口の予測から導き出された衝撃のデータである。若者が子育て環境の悪い東京圏へ移動し続けた結果、日本は人口減少社会に突入した。多くの地方では、すでに高齢者すら減り始め、大都市では高齢者が激増してゆく。豊富なデータをもとに日本の未来図を描き出し、地方に人々がとどまり、希望どおりに子どもを持てる社会へ変わるための戦略を考える。

 

岡山県での若年女性人口変化率について見てみるともっとも高いのが、高梁市で-70.7%。意外にも矢掛町は低く-30.7%と、早島町・里庄町・岡山市・倉敷市・勝央町に続いて県下6番目の低さ。県南部の小さな自治体である「町」には、低い数値が出るようです。その中では勝央町の-28.6%値は特筆します。分析の価値があるようです。

東京の出生率は極端に低く、地方の若者を吸い寄せるが再生産はしない「ブラックホール」と化しています。地方が若年人口を首都圏に吸い尽くされた末に消滅すれば、結局は東京も衰退すると主張しています。

この本では、地方の隅々まで社会インフラを維持し続ける余力はないので、全国61の地方中核都市を防衛線とし、そこに資源と政策を集中させることを訴えています。山間地・離島での対応は、あきらめているような印象を受けました。

全国61の地方中核都市の後背地として、生き残る術を県南の中山間部は考えていかなければならないのでしょうか。

 

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10月
28

干し柿の里 山の上 矢掛高校ESDの拠点

矢掛町小田に山ノ上という集落があります。矢掛町の北西端です。200m~250mと標高が高いため甘柿の育たない環境でした。しかし、日当たりがよく、秋に霧が少ないという干し柿をつくるには最適であったことから古くから干し柿の生産が盛んになっていました。現在も11月ごろになると山ノ上では家々の軒先に渋柿をつるす光景が見られます。簾のように干し柿が吊るされた光景は、のどかな農村の風景としてよく知られ、干し柿の季節は観光客や写真家が数多く山ノ上に足を運びます。現在ではビニールハウスを利用して乾燥させるのが主流です。

矢掛高校はESDの取組の柱の一つとしてこの山の上地区を取り上げています。幅広い世代に、山ノ上地区の魅力を伝えるとともに、中山間地域が抱える問題を把握し、山ノ上をその問題の解決のための活動の場にするというものです。矢掛高校では、山ノ上名物の干し柿作りのボランティアを継続してきました。また、干し柿の加工品などをメニューとした「雲の上カフェ」の計画にも加わっています。

山ノ上地区は名の通り山頂にあります。交通の便も悪く、高齢化率は約90%であり、このままでは持続可能な社会とは言えません。いずれ、住む人がいなくなってしまうかもしれません。矢掛高校では、生産者組合の方や岡山大学の学生、中学生たちと共にこの地区を活性化させるためのアイデアを考え、提案を続けています。山ノ上地区の魅力は、おいしい干し柿と豊かな自然です。持続可能な社会を構築するために自分達に何ができるのかを考えるきっかけになりました。

今年も、10月25日に第2回山の上干し柿祭会議が開かれ、多くの生徒が参加しました。

 

Earthrise18

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10月
27

秋季岡山県高等学校軟式野球大会優勝

秋季岡山県高等学校軟式野球大会優勝のお知らせ

紅葉の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素より本校教育に対しまして、御理解御協力を賜り衷心より御礼申し上げます。

さて本日、本校軟式野球部が秋季岡山県高等学校軟式野球大会決勝で、岡山県立倉敷工業高校を3対0で破り優勝いたしましたのでお知らせいたします。

今後とも、一層の御支援と御鞭撻の程お願いいたします。

岡山県矢掛高等学校

                           校長 川上 公一

入場行進

1回戦 対新見高校

表彰式

 14年ぶり 4回目の優勝

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10月
24

がんばれ!受験生

10月も押し詰まり、3年生はいよいよです。放課後の学習にも熱が入ってきました。がんばれ受験生!!!

 

 

全国入試問題研究会のページに、受験生に贈る言葉が掲載してありました。その中からいくつか紹介します。

 

 

99%ダメ?あと1%あるやん。(辰吉丈一郎/プロボクサー)

結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる。(イチロー/プロ野球選手)

必ず勝てる方法はある。(古賀稔彦/柔道家)

体当たりでしか越えられない山があるの。(藤原紀香/女優)

チャレンジして失敗することを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。(本田宗一郎/本田技研工業創業者)

山が動いた。(土井たか子/衆議院議員)

私だけかね…?まだ勝てると思っているのは… (安西光義/スラムダンク)

つらい時には誰だって逃げ出したい。でも、そこで逃げずに立ち向かっていくことが「生きていく」ってことじゃないのか。(山口久美子/ごくせん)

うなだれていてもしょうがない。自分は出来ると信じ込め。もっと前を向いて生きろ。生きてることは楽しいことなんだ。(松田優作/俳優)

失敗をしたことがない者は、何も新しいことに挑戦したことがない。 (アルベルト・アインシュタイン/物理学者)

背負わなければならないことに直面したときには、戦う前からそれに負けてしまわないことだ。そういう心構えのうえに、人は全力を発揮することができるだろう。 (岡田武史/サッカー日本代表監督)

剣は折れた。だが私は折れた剣の端を握ってあくまで戦うつもりだ。(シャルル・ド・ゴール/フランス大統領)

難しく考え出すと結局全てが嫌になって そっとそっと逃げ出したくなるけど 高ければ高い方が登った時気持ちいいもんな まだ限界だなんて認めちゃいないさ(Mr. Children)

 

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10月
23

「振り込め詐欺被害防止」ポスター展

 

井原警察署が募集した「振り込め詐欺被害防止」のポスターをやかげ文化センターで展示しています。

本校からも3人が入選し、展示されています。

岡山県では、特殊詐欺への注意喚起のため、テレビCMとラジオCMを制作して、啓発に努めています(放送期間は平成26年10月11日から10月20日までの10日間)。
テレビCMは、知事定例会見の場面をイメージした内容です。
ラジオCMは、特殊詐欺(金融商品等取引名目詐欺)に騙されそうになった場面に、知事が注意を呼びかける内容です。

岡山県の 被害防止標語は、「あ!それうそじゃろ?」 です。

 

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10月
22

授業研究 3D現代社会

地域ビジネス科3年の現代社会です。主題は「日常生活と宗教の関わり」です。年中行事や通過儀礼(イニシエーション)と宗教の関わりを考えます。

 

成人式も、かつては地域や生活習慣によってさまざまな形式があり、地域や家の宗教行事への参加が認められることを重要な要素として含んでいた。結婚式や葬式は、今でも宗教儀式として行われることが多い。このように、『宗教は信じない』としながらも、わたしたちのまわりには,宗教的な行事は多く残っている。しかも、それらは毎年の暮らしや人生の節目に当たり、大きな意味を持ち続けている。

年中行事について、時期・内容・ねらいなどをグループで考え全体に発表していきます。

 

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10月
21

隠岐島前高校魅力化プロジェクト藤岡慎二氏講演

和気閑谷高校で開かれた教育研修会に参加しました。島根県立隠岐島前高校魅力化プロジェクト教育ディレクターの藤岡慎二氏の講演「地域との協働による高校改革  高校の魅力化×地域の活性化 隠岐島前高校魅力化プロジェクトの実例」です。島根県隠岐隠岐島前地域の唯一の高校が隠岐島前高校です。

 高度成長時代、島の若者の多くは進学・就職のために都市部へ流出しました。そのため人口も、平成20年には6,000人を切り50年で半分以下になりました。高齢化率は約40%で、出生数も年30人程度という超少子高齢地域です。島外の高校への進学と少子化のため、平成10年頃には70 人程度いた島前高校の入学者数が平成20 年度には半分以下の28人に激減し、統廃合の危機に直面しました。

こうした学校と地域の危機に対して、子どもが「行きたい」、親が「行かせたい」、地域住民が「この学校を活かしていきたい」と思うような魅力ある高校づくりを通して、魅力ある持続可能な地域づくりを目指す「島前高校魅力化プロジェクト」が始まったのです。

島にいると大学進学に不利という常識が根深く進学希望の生徒は、中学卒業時に「本土」の高校へと出て行きました。

そこで、今まで弱みだと見られてきた「小規模」ということを、「一人一人に手厚い指導が可能な少人数制という“強み”」と捉え直し、超少人数指導と充実した個別指導で夢に向けた進路の実現を目指したのです。

地域-高校連携型公営塾「隠岐國学習センター」を設立し、必要に応じてスカイプやユーストリームなども利用し、地理的ハンディキャップを克服しながら、学力向上を実現したのです。

教育・地域の魅力化・多様化を実現することで、持続発展可能な社会を目指すこと。我が校の目指す方向と重なります。

さらに課題解決型キャリア教育の経験を進路指導に活かすための手法についても大変参考になりました。

ただ留意しないといけないのは、隠岐島前は隠岐島前であるということ。隠岐島前だからできたこと、隠岐島前にしかできないことがあると思うのです。

様々な取組を参考にさせて頂きながら、矢掛”で”しかできない、矢掛”に”しかできない実践を積み重ねていきたいと思います。

矢掛高校は、【地域を支え 地域に支えられる高校】でありたいと考えています。2006年に改正された教育基本法には「学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力」の規定が新設されました。「地域を支え 地域に支えられる学校」こそが、これを具現化するものです。過疎化・少子化が進む中山間部では、高校生は戦力です。地域に積極的に進出することで、地域が活性化するとともに高校生自身もキャリアを身につけ、自らの進路実現に活かします。そのような「Win-Winの関係」を構築していくことが、地域のためにも、地域を支える人材を育てるためにも最重要であると考えています。

中国地方は、中山間地域の居住人口が全体の二割以上を占めますが、人口減少を理由に各種施設が集約されてサービス水準が低下すれば、一層の人口流出が進みかねません。特に中山村地域にとって欠かせないインフラは、交通・医療・教育であると考えています。学校の持続発展が地域の持続発展を担保するのです。そのためにも、地域に信頼され、期待される開かれた学校づくりを一層進めていかなければなりません。

 

 

藤岡慎二  (株)GGC代表取締役。1975年生まれ。

島根県立隠岐島前高校魅力化プロジェクト教育ディレクター。全国の教育機関で講義を行い、教育のシステム開発にも参画。行政と恊働して教育を通じた地域活性化にも取り組んでいる。

 

 

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10月
20

学力向上に向けて 教職員研修

10月15日、「学力向上に向けて」をテーマに教職員研修を実施しました。

最初に、保護者土ゼミ講演ビデオを視聴し、大学入試の現状について共通理解を図りました。

続いて、学力向上についての取組の例として国語科から発表がありました。

その後、5つのグループに分かれてワークショップ・情報交換を行いました。

  • 疑問に思っていること・悩んでいること・困っていること
  • 工夫していること

について焦点化し、教科・年代を超えて協議しました。

重点目標「学力向上への組織的取組の継続」に向けて、チーム力向上と個々のスキルアップを図っていきます。そして「授業改善」から「学力向上」につなげます。

この研修を受けて、今週から本年度第2期の授業研究期間に入り、授業公開と研究協議を行います。今回数学科と英語科については、他校から指導助言者を迎えることにしています。

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10月
17

宿場まつり大名行列 (11月9日)

第39回 矢掛宿場まつり大名行列が、11月9日(日)に開催されます。


矢掛は江戸時代、山陽道の宿場町として栄え、本陣・脇本陣をはじめとする宿場集落を形成していました。現在でも当時の町並みを色濃く残しており、全国で唯一、本陣と脇本陣の両方が国指定重要文化財として現存しています。
毎年11月第二日曜日、その矢掛の町並みを舞台に、大名行列を再現されます。約80名で編成された往時の姿そのままの絢爛豪華な大名行列が、街道を練り歩き、人々を江戸時代へとタイムスリップさせてくれます。
その矢掛で大名行列が始まったのは1976年の豪雨災害がきっかけでした。矢掛中心部の大半が床上浸水するという甚大な被害を受け、その復興の足がかりとして同年11月に「矢掛の商工まつり」として大名行列がスタートしました。
現在の大名行列は地元の商工会・観光協会を主体に企画運営され、行列参加者は商工会青年部・県立矢掛高校生徒・町役場やJAの職員など多彩なメンバーで構成されています。また、それらに所属する外国人も参加して、矢掛町総力結集の協力態勢です。宿場まつりは今年で第39回を迎え、大名行列のほかに飛脚駅伝、井原早雲太鼓、お茶席、ふるさと物産市などで賑わい、江戸の風情を楽しむ約3万人もの人で溢れます。


矢掛高校は、学校をあげて宿場まつりを応援します。大名行列への参加はもちろん、矢掛高校ブースを商店街に設営し、本部放送係、「福祉面」の販売、お茶席などを行います。金曜日には12年生全員で、町内を清掃したり、まつり終了後には、生徒会が矢掛中学校と協力してゴミひろいをしたりします。
矢掛高校は、地域と共に歩む開かれた学校づくりをめざしています。「地域を支え、地域に支えられる学校」として、様々な活動を行っています。社会人になったときに「地域を支える人材」となるような人材育成をすることが本校の使命だと考えているからです。

 

大名行列ちらし表

大名行列ちらしうら

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10月
16

やかげ学発表会に観光バスが・・・

12月20日(土)やかげ文化センターにおいて、【やかげ学発表会】を開催します。例年多くの方に見に来ていただいています。

今年は、とうとう観光バスまで来ていただけることになりました。玉島商工会議所が行う産業観光バスツアーの企画です。

募集パンフレットはこちらです。

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10月
15

新聞配達に関するエッセーコンテスト

日本新聞協会が、新聞配達に関するエッセーコンテストの受賞者と受賞作品を発表しました。大学生・社会人部門の最優秀賞は、元衆院議員・元出雲市長、岩國哲人さんの「おばあさんの新聞」でした。

10月15日の朝日新聞『天声人語』が取り上げています。朝から少しうるっとする内容でした。

 

 

元島根県出雲市長で衆院議員を務めた岩國哲人さんは、早くに父が亡くなり、家には新聞を購読する余裕がなくなりました。好きなのでなんとか読み続けたい。少年は新聞配達を志願します。配った先の家を後で訪問し、読ませてもらおうと考えたのだそうです。小学5年の時から毎朝40軒に配りました。読み終わった新聞を見せてくれるおじいさんがいました。その死後も、残されたおばあさんが読ませてくれました。中3の時、彼女も亡くなり、葬儀に出て実は彼女は字が読めなかったと知ります。「てっちゃん」が毎日来るのがうれしくてとり続けていたのだ、と。涙が止まらなくなった……という内容です

 

高校での道徳教育の必要性が求められている今日、ぜひ生徒にも話したいと思いました。

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10月
14

矢掛世代交流シンポジウム

12日(日) 矢掛世代交流シンポジウム を備中矢掛宿の街並みをよくする会と矢掛高校の共催で開催しました。
矢掛の街並みについて、矢掛の未来についてさまざまの立場から話し合おうという会です。

東京大学大月敏雄先生の基調提案に続き各団体から取組を発表しました。提案者は、次の5団体です。

備中矢掛宿の街並みをよくする会

からだ喜ぶ会

矢掛高校

矢掛町

いかさ田舎カレッジ

20代、30代の世代をどれだけ巻き込んでいくかが課題です。

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10月
10

祝美星中学校統合50周年

10月10日、美星中学校統合50周年記念行事が行われました。古賀稔彦先生をお呼びして、記念講演会です。お邪魔させていただきました。

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10月
09

やれぼうつうしん

矢掛町の町おこしグループ「やれぼう伝承の会」があります。矢掛駅うらの「のらぎや」で黒米うどんを販売したり、得々市で地産地消の商品を販売したりされています。黒米うどんには矢掛町内の水田で栽培される古代米の黒米が使われています。

「やれぼう伝承の会」の機関誌『つうしん』がこの10月で100号を迎えました。おめでとうございます。矢掛高校生が商品化し販売した、「やかっぴ-かき氷」を紹介していただきました。ありがとうございます。

やれぼう伝承の会機関誌『つうしん』①

やれぼう伝承の会機関誌『つうしん』②

 

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10月
08

矢高算額其の弐

矢高算額其の弐を生徒に出題して解答を待っています。10枚ぐらい集まったかな。

この算額は中学校3年の教科書(啓林館)の裏表紙に載っているものです。Math -modelingの素材として興味深いものです。

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10月
07

もっと知ろう ESD 次世代のために環境守る

10月5日(日)読売新聞岡山地域版に、「もっと知ろうESD」という特集があり、その第1回に矢掛高校が紹介されました。

「全国高校生ESDシンポジウム」でも紹介しましたように、「環境を保護するためには、その地域社会をどのように守るべきかを考える必要がある。」というのが矢掛高校ESDがたどり着いているコンセプトです。

記事はこちらです。

 

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10月
06

全国高校生ESDシンポジウム

5日、環境省後援全国高校生ESDシンポジウムが岡山国際交流センターで開かれました。

本校生徒会が、矢掛高校のESDについて発表しました。ここではその一部を抜粋して紹介します。

「環境学習」と「地域連携」の二つの特徴的な活動をもとに、矢掛高校は2008年から「ユネスコスクール」にも加盟しました。ユネスコスクールに加盟してからは、他のユネスコスクールとの情報交換や交流活動の機会も増え、他校から刺激を受けたり、他校の良い取り組みを参考にさせてもらったりすることも増えました。

今まさに、私たちの友人たちは、一か月後に迫った「ユネスコESD世界会議」の準備を他校と連携しながらやっており、今日も多くの生徒が準備の最終打ち合わせに行っています。

私たちがこうした学習活動を通して、「持続可能な未来」をどうやって作ろうとしているのかということについて、簡単に説明していきたいと思います。

まずは、「人間と自然」の持続可能性についてです。

田舎町の私たちの地域には沢山の「自然」がありますが、しかしそれを放っておくとたちまち草はボウボウに伸び、田畑は荒れ放題になります。適度に「自然」を整備したり、保護したりしながら、バランスよく環境を整えていかなければなりません。そこで私たちは町の農家の方に協力してもらい、その「自然」との適度な関わり方を教えてもらっています。干し柿農家で柿の手入れの仕方を教えてもらったり、稲刈りの体験をさせてもらったりしています。子どもたちと一緒に魚とりをしながら、「自然」との付き合い方を体験することもあります。また、矢掛高校には絶滅危惧種の「スイゲンゼニタナゴ」も生息しており、これを保護・繁殖させるのも「人間と自然」の持続可能性を考えるよい機会になっています。

二番目に考えるのは「人間と社会」に関する持続可能性です。「自然」を切り拓いて「社会」を作ってきた私たちは、その「社会」の問題も解決していかなければならないと思います。毎年夏に瀬戸内海の白石島というところで私たちは環境学習合宿をしているのですが、そこの海岸を清掃してみると「海外」からの漂着ゴミが山のように集まり、こんなところにも外国との接点があるのかと驚きます。「グローバル社会」の影響がこんなところにも見えてきます。またエネルギー問題を考えるために発電所などを見学してみると、私たちの暮らしがどんなに莫大な「エネルギー」を消費しているのかということに、改めて気づかされます。また、そうした大量消費・大量廃棄の「社会」に対して、私たちは何をしていけばいいのかということを考えることも大切です。私たち生徒会が特に進めているのは、「ペットボトル」やその「キャップ」の分別回収とそのリサイクルです。小さなことからコツコツとやっていき、「社会」に貢献できれば良いと思っています。

そして、「自然」や「社会」の中で暮らす「人間」同士のつながりというものも大切です。

先ほどお話しした「やかげ学」では、様々な世代の方と交流しながら、地域の知恵や技術を教えてもらえる機会もあります。矢掛町のいろいろな地域イベントに参加することで、日ごろ知り合うことができないような人々から刺激をもらうこともあります。

また、ユネスコスクールを通じて、国内はもとより海外の高校生と交流できることは、同世代の人たちの考えがいろいろ分かってとても勉強になります。

「自然」、「社会」、「人間」がうまく調和しながら、私たちは「持続可能な未来」を作っていかなければなりませんが、高校生の今、私たちにできることが何なのかを考えて実践していくことが、私たち生徒会の活動の大きな課題でもあります。

Earthrise17

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