この筆者の投稿リスト
今日は、三重県四日市市の中学校の先生を対象に、数学科における小中高の連携について講演してきます。


プレゼンテーション資料(pdf)
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平成27年度生徒募集に向けての地区別説明会が終了しました。

ご参加いただいた中学生のみなさん、保護者のみなさんありがとうございました。矢掛高校には、普通科探究コース・総合コースと地域ビジネス科の3コースがあります。
☆普通科探究コース
国公立大学の進学を目標にするコースです。大学進学を目指した授業、入試科目を集中的に学ぶ土曜セミナーや学習合宿など、独自のプログラムと個別に行う進路指導で、1人1人をサポートします。
☆普通科総合コース
皆さんの興味や関心を引き出し幅広い進路をめざすコースです。基礎学力と教養を身につけます。2・3年生で学ぶ『やかげ学』では、地域について学び周辺の公共施設で長期間の実習を行い、成果を発表します。
☆地域ビジネス科
商業に関する専門的な知識を身につけ、進学にも就職にも対応します。商品開発や販売実習などの地域活動で、ビジネスの実践力や社会人としての基礎を高めます。簿記・情報処理等の多くの資格が取得できます。
矢掛高校の最大の特徴は、生徒1人1人を大切にすることです。学習相談、進路相談だけでなく、悩みや困りごとの相談まで、先生方がとことんつきあいます。そして、皆さんの夢や希望の実現に向け、最後までサポートします。先生と生徒がとても仲良く信頼しあっている高校です。とっても家族的な雰囲気です。
矢掛高校は「魅力ある学校」「地域とともにある学校」として、高い評価を得ています。岡山県初の【ユネスコ・スクール】として環境学習や町作りに積極的に取り組んでおり、代表がヨーロッパに招待されています。平成26年度、岡山市で開催された世界大会にでは、主体的な活動ができ、大変評価されています。世界に羽ばたくチャンスです。

君の夢 かなえてみよう この矢掛(まち)で

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12月1は、世界エイズデー(World AIDS Day)です。
世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。

“レッドリボン(赤いリボン)”は、もともとヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。この“レッドリボン”がエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わりごろでした。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティスト達にもエイズがひろがり、エイズに倒れて死亡するアーティスト達が増えていきました。そうした仲間達に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、“赤いリボン”をシンボルにした運動が始まりました。この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。
(以上厚生労働省のページから引用)
本校でも、性教育講演会の実施、エイズをテーマにした保健便りの発行等の啓発活動行いました。

エイズ撲滅もESDの大きな目標の一つです。
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今日は、公益財団法人 未来教育研究所 実践事例発表大会で、「人口減少社会における地域を支える人材を育てる後期中等教育のあり方― 持続発展可能な地域をつくるために ―」を発表しに神戸に来ています。
人口減少社会に突入し地方消滅が叫ばれる今日、中山間部は先行モデルといえます。過疎化・少子化が進む中山間部では高校生は戦力です。地域に進出することで地域が活性化し、生徒も自らの進路実現に役立つようなプログラムを開発し、実践していくことが本研究のテーマです。学校の持続発展が地域の持続発展を担保します。そのためにも、地域に信頼される開かれた学校づくりを一層進めていかなければならないと考えています。

高見茂理事長の講話に感激しました。
教育の動向と課題 未来教育研究所理事長 京都大学教授 高見 茂
教育再生の加速化 政治経済と無縁でない
グローバル化の流れ 日本の半導体メーカーは壊滅
京大出の優秀な技術者も企業内失業
終身雇用制の終焉 学校で学習したことが20年もたない
これから求められる2つの能力
① 変化に備えて常に学び直す力
② 変化に対して柔軟に対応する力
・①のエビデンス 学生時代の読書量が勝負
・②のエビデンス
◎ Human Capital 人的資本(知識・能力・気力)
◎ Social capital 社会関係資本
社会の中の関係づくり 信頼・価値・潔さ・トレランス
10代後半から20代前半で定着
☆ 高校生に対する市民教育を
☆ 高大連携の必要性
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11月27日、岡山県立矢掛高等学校第2回学校評議員会を開催しました。
今年度の重点的取組と中間評価についてご協議いただき、助言と意見をいただきました。
校長あいさつでは、第1回以降の主な活動について校外での取組を中心に説明しました。

学校評議員からの意見・助言は次のとおりです。
- ○ 先生方も生徒もよくがんばっている。
- ○ 授業研究の冊子から先生方の工夫や研究が伝わってくる。
- ○ 今年はセンターに向けがんばっている生徒が多いとのこと。最後までがんばって欲しい。
- ○ 家庭教育の習慣については、小中学生も課題である。連携して取り組むことが望まれる。
- ○ 小中学校では、家庭学習強化週間を設定して啓発活動を行っている。
- ○ 学力を上げると同時に、高い志望づくりにつながるような講演やコンサートなどのイベントにも参加させたい。
- ○ 自ら勉強するための動機付けとして、同窓生を活用した講演会を企画してはどうか。
- ○ アンケート結果を、生徒・保護者にフィードバックするよう、手法を検討していただきたい。
ありがとうございました。
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低気圧と前線の影響で、久しぶりの雨。大名行列以来です。
初冬の雨のため、朝から温度が上がりません。考査期間のため部活動はなし。生徒の下校時間には、小康状態となりよかったです。
矢掛では、このような天気だと、翌日は濃霧が発生します。矢掛中学校の室先生が、素晴らしい写真を公開しています。

冬の到来を感じさせる1日でした。

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11月23日(日)第34回岡山県高等学校囲碁選手権大会個人戦が岡山県立岡山工業高校を会場に行われ、本校2年谷開斗さんが男子の部で準優勝しました。
この結果、来年7月に滋賀県で開かれる全国高校総合文化祭囲碁部門に岡山県選手団として男女混合団体戦に出場します。また、12月20日21日鳥取県倉吉市で開催される中国高等学校囲碁選手権大会個人戦に出場が決定しました。
囲碁将棋部の部室は、明治記念館です。

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郷土や影の緑を守り育てるため、実際に植樹に携わることを通じ、環境意識を高めることを目的として、11月29日(土)に森づくり(植林)のつどいが開催されます。
残念ながら、高校生は期末考査期間中のため参加できません。小学生から環境に対する意識を持つことができるよう,矢掛町では様々な活動を行っています。このようにしてESDの底辺が広がっているのです。

矢掛名物の朝霧の季節です。霧が晴れると、高妻山・亀島山は紅葉の真盛りです。(二階渡廊下から)
この1ヶ月間、週末はお天気が悪い日が続いています。10月に予定していたポルタリング大会も3度目の延期で、30日になるようです。
会場はどちらも、亀島キャンプ場周辺です。
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11月19日夕方、1年生2人が廊下から西の方を見ています。何をしているのかと近づくと、落陽を見ているのです。あまりに美しい日没にしばし感激。カメラを取りに行って戻ってみると、既に日は落ちていましたが、素晴らしい夕焼けです。

この夕焼けを見て、かつて道徳の授業の教材として、しばしば使っていた「夕焼けが美しい」という資料を思い出しました。

差別と貧困のなかで、学校に通えなかった 北代 色 さんは、60歳を過ぎてから「識字学級」に通い、文字を覚えます。そして、生まれて初めて書いた手紙がこの手紙です。宛先は識字学級の先生。
夕焼けは、今までと変わらないのに、どうして字を覚えてから本当に美しいと思えるようになったのかを考えます。どうしてだと思いますか?
「何のために学ぶのか」「学んでどうなるのか」と悩んでいるとき「学ぶことのすばらしさ」を教えてくれます。
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11月16日(日)サイエンス部恒例の得々市です。毎月第3日曜日に矢掛駅で「楽しい科学実験室」を実施しています。地域の団体と協力して、地域の活性化を図っています。井原線で来場して得得市で買い物をされた方は、帰りの運賃が無料になります。

化学系・生物系の実験が多いのですが、今回は物理系「自転車発電」と「空気砲」です。



井原鉄道は、沿線人口の減少や原油価格の高騰など依然として厳しい情勢に営業活動強化等で立ち向かい、平成25年度には100万人の大台を回復しました。平成26年1月11日には開業15周年を迎え、開業から無事故運行を継続しています。
矢掛高校は、矢掛駅から歩いて3分。多くの生徒が、町外から井原鉄道を利用して登下校しています。
中山間地域において、過疎化を阻止するために重要な3つのインフラ、それは、交通・学校・医療です。1つでも欠ければ地域は崩壊します。井原鉄道と矢掛高校は連携協力しながら、この小田川流域を懸命に支えてまいります。それが「チイキクラシー(1)」の発想です。
(1) 「チイキクラシー」は、教育が産業社会からの養成に応える「メリトクラシー(能力主義)」の対語として、青山学院大学樋田大二郎教授が提唱されています。

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11月11日(火) 、井原地区消防組合消防本部のご指導で、二次災害を伴う地震に対する避難訓練を実施しました。


震度5強の地震が発生し、管理棟から理科棟の渡り廊下が倒壊する二次災害が発生したとの想定です。
- 指示をよく聞く。
- 黙って落ち着いて行動する。
- 地震発生時の避難方法を理解する。
- 指示に従って行動する。
- 避難経路や避難方法を理解する。
- 速やかに安全に行動する。
等について学習しました。

その後、消火訓練を実施しました。


大規模地震発生時には、非常態勢として、生徒は学校待機し、保護者に直接引き渡しをする計画になっておりますのでご協力をお願いします。
近々、「突発的な避難訓練」を実施する予定です。
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11月16日、「きらり輝け!岡山さんフェア2014」が岡山県生涯学習センターで開催されました。

この催しは、岡山県の農業・工業・商業・家庭・看護・福祉・情報の専門学科と、総合学科、特別支援学校で学ぶ生徒が日頃の産業教育に関する学習成果を発表する場です。



あわせて、産業教育130年記念式典も開催されました。

この場で、産業教育に特に功労があるものとして、本校元校長の渡辺哲夫氏(18代)、仲田輝康氏(19代)が、表彰されました。おめでとうございます。
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11月13日金光学園120周年式典に参列さていただきました。
金光学園と矢掛高校は、遙照山を挟んだ隣校です。かつて、金光学園は遙照山の南から、矢掛高校は遙照山の北から、歩いて頂上に登り、そこで剣道の学校対抗戦をしていた時代があったそうです。
式典の最後には、生徒代表による所願表明がありました。マララ ユスフザイの国連演説を引用した素晴らしいものでした。思わず大きな拍手がわきました。
マララ ユスフザイの国連演説の最後の部分を紹介します。
Dear brothers and sisters, we want schools and education for every child’s bright future. We will continue our journey to our destination of peace and education. No one can stop us. We will speak up for our rights and we will bring change to our voice. We believe in the power and the strength of our words. Our words can change the whole world because we are all together, united for the cause of education. And if we want to achieve our goal, then let us empower ourselves with the weapon of knowledge and let us shield ourselves with unity and togetherness.
Dear brothers and sisters, we must not forget that millions of people are suffering from poverty and injustice and ignorance. We must not forget that millions of children are out of their schools. We must not forget that our sisters and brothers are waiting for a bright, peaceful future.
So let us wage, so let us wage a glorious struggle against illiteracy, poverty and terrorism, let us pick up our books and our pens, they are the most powerful weapons. One child, one teacher, one book and one pen can change the world. Education is the only solution. Education first. Thank you.
「発展途上国で最も必要なもの、それは教育である。」ユネスコスクール世界大会でも多くの国の代表が発言していました。
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11月9日矢掛大名行列にあわせて「町家イベント」が開催されました。これは、街並みの古民家・空店舗等を活用するための社会実験です。
若者の提案をもとに、矢掛の町に新しい息吹を吹き込みます。参加から参画への取組の一つです。
ところが当日は、あいにくの雨。石井醤油店軒先で計画していた福祉面の販売は、急遽社会福祉協議会テントに変更しました。福祉面は水に弱いのです。
クリックするとpdfが開きます。
今回特に注目したいのは、矢掛街並みこども連合と体喜ぶ会が協働で開催した、「消しゴムではんこをつくろう!オリジナルハンカチ」のイベントです。

会場は、何年もの間だれも住んでいなかった古民家・空店舗です。この店舗を中学生が中心となって、片付け、清掃しました。見違えるようになりました。

空店舗活用では、一つの空店舗をどうするかだけを考えるのではなくけではなく、地域や商店街が連携して、地域の視点から空き店舗を活用することが求められています。つまり、『面的な』空店舗活用です。矢掛の場合は、旧山陽道に沿った『線的な』活用です。 街なみのコンセプトを設定し、様々な立場の人が協働で空店舗を活用しながら、商品を販売し、サービスを展開することが必要です。

鳥取市鹿野町の先行事例を見ても、どうやって若者を引き込んでいくのかが成功の鍵を握ります。NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会副理事長の小林清 氏は、矢掛の場合、町の中に高校があることが素晴らしいし、プロジェクトの中心戦力であるとおっしゃっていただきました。

準備ができた会場にユネスコスクール世界大会エクスカーション(研修旅行)に参加した世界の高校生35名が訪問。中学生の指導で楽しくオリジナルハンカチを作りました。大変喜んでいただきました。

今回、高校は独自の活動をしますので、矢掛街並みこども連合の主体は中学生にお任せしました。

Earthrise21
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矢掛は江戸時代、山陽道の宿場町として栄え、本陣脇本陣をはじめとする宿場集落を形成していました。現在でも当時の町並みを色濃く残しており、全国で唯一、本陣と脇本陣の両方が国指定重要文化財として現存しています。
毎年11月第二日曜日、その矢掛の町並みを舞台に、大名行列を再現されます。約80名で編成された往時の姿そのままの絢爛豪華な大名行列が、街道を練り歩き、人々を江戸時代へとタイムスリップさせてくれます。
その矢掛で大名行列が始まったのは1976年の豪雨災害がきっかけでした。矢掛中心部の大半が床上浸水するという甚大な被害を受け、その復興の足がかりとして同年11月に「矢掛の商工まつり」として大名行列がスタートしました。現在の大名行列は地元の商工会・観光協会を主体に企画運営され、行列参加者は商工会青年部・県立矢掛高校生徒・町役場やJAの職員など多彩なメンバーで構成されています。また、それらに所属する外国人も参加して、矢掛町総力結集の協力態勢です。宿場まつりは今年で第39回を迎え、江戸の風情を楽しむ約3万5千人もの人で溢れます。
矢掛高校は、学校をあげて宿場まつりを応援します。大名行列への参加だけではなく、矢掛高校ブースを中国銀行前商店街駐車場に設営し、本部放送係、「福祉面」の販売、お茶席などを行いました。
福祉面の販売
赤い羽根募金
地ふ域ビジネス科第2学年の授業の中で開発した矢掛特産のアスパラガスを使ったパスタも販売しました。この商品は「手打ちうどん庵 ~ioRi~」様のご協力を得て製作した新商品です。
アスパラパスタの営業
金曜日には12年生全員で、町内を清掃したり、まつり終了後には、生徒会が矢掛中学校と協力してゴミひろいをしたりしました。
終了後の片付け
矢掛高校は、地域と共に歩む開かれた学校づくりをめざしています。「地域を支え、地域に支えられる学校」として、様々な活動を行っています。社会人になったときに「地域を支える人材」となるような人材育成をすることが本校の使命だと考えているからです。
ところが、今年も雨・・・。これで3年連続です。雨の中にも関わらず、大勢の生徒がそれぞれの持ち場で精一杯がんばってくれました。
雨の中の大名行列
Earthrise20
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11月8日、ユネスコスクール世界大会に参加した世界の高校生35名がエクスカーション(研修旅行)として、矢掛町を訪問されました。
Course C : From the Past to the Future,YAKAGE-cho is a Town Filled with the Unending Genealogy,History,and Culture
「過去から未来へ 悠久の系譜 歴史と文化が薫るまち 矢掛町」
矢掛町の歴史は古く、江戸時代には旧山陽道の宿場町として、文化・産業などの要衝として殷賑を極め、健全な状態で旧姿を留めている本陣・脇本陣は、全国でも唯一矢掛町のみで,国の重要文化財に指定されています。
こうした歴史的資産が今なお現存し,深い歴史と多様な文化を湛えた町を小学生・中学生による案内で散策しながら、未来へ伝承するための取組を学びます。

13:30 バスで到着です。小学生と中学生が一生懸命説明します。

本陣前で、記念撮影です。特別に大名行列の奴も出演。毛槍を投げる体験もしました。この後、町内の菓子店で和菓子作りの見学・体験をしました。

江戸時代から続く醤油蔵の見学です。伝統的な産業を継続している町は、持続発展可能な町です。
町そのものがESDなのです。

現在、矢掛町では街並みを守る会と矢掛高校が中心となり、古民家空店舗再生プロジェクトの社会実験を行っています。その一環として「体喜ぶ会」と「矢掛街並みこども連合」が行っている「スタンプでハンカチをつくろう」プロジェクトに参加しています。中学生の指導で楽しくオリジナルハンカチを作りました。

小中学生とあっという間にお友達になりました。

ケーブルテレビ矢掛放送の取材も受けました。

名残は尽きませんが、出発の時間です。

よい思い出ができたでしょうか。
我々の目指すESDは、高校生だけで完結するのではなく、その活動が中学生・小学生と次の世代に引き継がれていくものだと考えています。今回の説明でも小学生が街並みについて説明し、それを受けて中学生がESDの視点からとらえ直すという形態でした。こどもたちが自分たちで考え、企画した活動を積極的に行っています。高齢化が進む町なみで若者は貴重な戦力です。異年齢の集団を組織することで持続発展可能な教育を実現させるとともに、活動を通して地域に貢献する意識をもった人材を育成したいと考えています。ESDについては、矢掛町役場にも大変理解していただいており、今回もすべて役場のみなさんに支えていただきました。
矢掛高校生徒はというと、翌日の大名行列の準備で大忙しです。

Earthrise19
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11月6日7日、ユネスコスクール世界大会が、グランビア岡山で開催れました。32カ国の高校生が出席し、地球規模の課題に対して若者が取り組むべき活動を発表し合いました。これは、ESD(持続可能な開発のための教育)に関するユネスコ世界会議の一つです。
矢掛高校からも、様々な活動をサポートするため、大型バス1台で参加し、大会を盛り上げました。
矢掛、和気閑谷、林野、一宮高校の生徒4人による岡山チームは、携帯電話の普及のメリット・デメリットを導入に、8月の広島市土砂災害のとき、SNSを活用して集まった若者たちがボランティア活動に携わったことを発表し、人のつながりは世界を変える大きな力になり得ると訴えました。








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授業中に作業・活動している生徒の様子を見て回ったり、個に応じた指導を行うことを机間指導といいます。授業の流れの中での机間指導でなければなりません。かつて机間指導を机間巡視といっていました。「見て回る」だけではなく「生徒一人一人を大切にして個別指導をする」ことに重点を置くという意味なのでしょう。ところが、一斉授業の中で個々の添削に専念してしまうと授業は成り立ちません。生徒の学習の状況を的確に把握し、それを全体の学びに高めていくことが机間指導の本質です。すべての生徒を素早く観察し、その中から特定の対象を絞り込んでいきます。
・ つまずきやすいポイントで引っかかっている生徒
・ 途中までできているが、次の一歩が出ない生徒
・ 途中までは正しいが、横道に入ってしまっている生徒
・ 正しい解答ができているが、過程が不明確な生徒
・ 手際よく解答し、手持ちぶさたにしている生徒
このような生徒を発見し、全体に投げかけ、思考を共有していくのが授業です。
Open school 2014
つまずきやすいポイントを説明するとき、つまずいている生徒を一瞬注目するだけで授業は変わります。過程が不明確な生徒に対して、あえて「どうしてそうなったの」と全体に説明させることもできます。違う方法で答えを出しているとき、複数の生徒に同時に板書させることもできます。
それとあわせて、簡単な形成的評価をすることで、個々の思考も深まっていきます。「あれ?」「おしいなぁ」「隣と比べてごらん」などの言葉がけで、自分の思考の過程を振り返えらせることができます。また「いいことに気がついたね」「すごい そんなやり方もあるんだ」「なるほど」などの言葉がけで、本人は自信をもつし、周囲の生徒も興味津々です。
Open school 2013
つまずいている生徒、遅れがちの生徒の横で足が止まりがちになります。同じ生徒ばかり指導しているように見えるのは避けるべきです。習熟している生徒に対して発展課題を提示したり、別解を求めたりする対応も大切です。
手がでない生徒がいて、その近くに手際よく解答し手持ちぶさたにしている生徒がいれば、「ちょっと応援してあげて」ということで生徒同士の学び合いが始まります。一方、机間指導をしていて、生徒の理解が十分でないことに気づいた場合には、躊躇なく指導方法を修正しなければなりません。
小集団で学習しているとき、授業者はファシリテーターです。生徒同士の助け合い・話合いを促すことが最大の目的です。個々の生徒の考えを関連付けるたり、共通点を見つけ出すような手立てを示唆することで、生徒同士のコミュニケーションを深めていきます。

すべての生徒を素早く観察し学習状況を的確に把握するためには、机間指導の目的を明確にすることが必要だとよく言われます。それ以上に机間指導の基本的な動きを手順化しておけば、効果的に短時間で目的を達成することができます。
たとえば、図のような動きです。私の場合①から机間指導を始め②まで行き、そこから全体を見渡し、必要な場合には全体への指示や投げかけを行います。そして②から①へ戻るという手順です。前から後へ行くときはそのまま歩き、後から前に行くときには後ずさりします。歩きながらすべての生徒を観察できます。また特定の生徒に声かけをする際には、膝を折り、生徒と同じ目の高さで前からするようにしています。
この記事の詳細は、教育科学『数学教育』(明治図書)2月号に掲載します。
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10月30日第1校時、1年B組生物Ⅰの授業研究を行いました。この授業について板書に絞って振り返ってみます。

板書はていねいに。かつて私は「黒板の文字は石に字を刻むように書きなさい」といわれたことがあり、いつも心から離れません。
板書計画に従って板書する。この授業では、生徒にワークシートを配布してあり、板書計画はそのワークシートとリンクしています。
チョークは、白をメインに黄を補助的に使っています。赤は、アンダーラインを引く等に使用し、できるだけ使いません。色覚障害への配慮です。授業のユニバーサルデザイン化が求められます。

低い位置に書くときは、腰を落として肘を直角に曲げてかく。大切なことは下方ではなく、黒板の上部に書きます。

板書と立ち位置(向かって左部分)
黒板の左側で板書したり説明したりするときは、左足を前に、左手で指し示します。板書するときは、そのまま右足を出し、クローズな体勢で書きます。

板書と立ち位置(向かって右部分)
黒板の右側で板書したり説明したりするときは、右足を前に、右手で指し示します。板書するときは、そのままでオープンな体勢で書きます。

授業の終末時に板書は完成します。まとめの段階で黒板を見れば今日の授業の振り返りができます。授業の流れが黒板に残っていなければなりません。
この授業では、見ている限り板書の原則が緻密に保持されていました。「草本・低木」を「草本・低本」と誤記し、生徒から指摘される場面もあったのですが、何か意図的に誤記したのではないかと思うほどでした。
若いうちに身についた技術は、無意識のうちに自然に行えるのです。自転車に乗るように。
板書については、文部科学省が海外の日本人学校向けに示してしている「補習授業校教師のためのワンポイントアドバイス集 」に次のような記載があります。
板書の要件〔内容〕1 授業準備の中で、板書計画も決定稿にしておくこと(どの時点で、何を、どの位置に、どれくらいの大きさで、何色のチョークで書くか 等)。
2 主要発問や学習活動の目標は、必ず板書すること。
3 子ども達がノートすることによって、的確な学習活動ができるものを板書すること(課題の確認・共有・焦点化など)。
4 子ども達が板書する機会も設けること。
子ども達の望む板書(中学生への調査から)
1 続け字、大きさ … 読みやすい字で書いてほしい。
2 位置 … 黒板の下や両わきに書かないでほしい。
3 色 … 色チョークを使ってほしい。色チョークを何色も使いすぎないでほしい。
4 濃さ … 字を濃く書いてほしい。
5 消し方 … 書いてもすぐ消さないでほしい。
6 まとめ方 … 要点だけ書いてほしい。番号・記号・箇条書きで整理してほしい。
7 順序 … 初めから順に書いてほしい。
8 速さ … ゆっくり書いてほしい。ノートする時間をとってほしい。
チョークは押しつける
1 打ちつける書き方は、点画の始筆部分と終筆部分が書けない(子ども達に見えない)ことがある。
2 押しつけると、終筆部分の「はね」と「払い」も明瞭に書ける。 |
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本日 11月5日(水)19:56~20:56 放送のRSK山陽放送「リンだRiNだ」は、倉敷市真備町から井原市までの小田川沿いを自転車でのぼっていきます。

小田川沿いは景色も抜群で車も少ないことから、自転車愛好家の間ではファンの多いサイクリングスポットだそうです。
真備町では作家・横溝正史の小説に登場する人物に扮した一団と遭遇したり、矢掛町では、やかっぴーに出会ったり、全国からバイク乗りが集まる土・日曜日のみオープンするカフェに寄り道したりします。

「さらに偶然の出会いから感動的な場面に立ち会うことにも・・・」この場面の撮影に私も関わらせていただいています。
是非ご覧ください。また、引き続いて放送される「ハヤシバラ ~破たん、そして新たな道~」も興味深い番組です。
そして、いよいよ2014年11月6日(木)から8日(土)まで、ホテルグランヴィア岡山 岡山大学を会場とするユネスコスクール世界大会が開催されます。私も6日7日と会場に詰めます。8日は、矢掛の街並みでエクスカーションです。
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