Category Archive: 地域連携

12月
25

心温まるコンサート

 本校吹奏楽部が、昨日、矢掛病院となりの「たかつま荘」にてクリスマスコンサートを行いました。

 Our brass band club memebers went to Takatsuma-so and played musics as the Christmas Concert.

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 顧問も指揮をしたり歌ったりで、利用者の皆様とともに盛り上がりました。

  Our club teachers conducted and sang, and we were excited with people in the Takatsuma-so.

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 口ずさんでいただける姿があちこちに見られ、心温まる素敵なコンサートとなりました。

  A lot of people sang enjoyably. and we succeeded in making a heartwariming concert.

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12月
23

明日に向けて練習中

 明日は終業式。その後、吹奏楽部は矢掛病院の隣の「たかつま荘」にクリスマスコンサートに出かけます。

 クリスマスメドレー、懐かしの名曲を、顧問の歌も交えてお届けします。

 Tomorrow the 2nd term closing ceremony will be held in the morning.  After that, our  brassband club members will go to Takatsuma-sou day care center which is located next to Yakage Hospital.  Theywill play some medley music tune and nostalgic tunes over some teacher singing.

   本日午前中、練習しました。

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12月
12

山の上干柿まつり

12月21日(日)、第16回山の上干柿まつりが開催されます。

矢掛町小田に山ノ上という集落があります。矢掛町の北西端です。200m~250mと標高が高いため甘柿の育たない環境でした。しかし、日当たりがよく、秋に霧が少ないという干し柿をつくるには最適であったことから古くから干し柿の生産が盛んになっていました。

 

山ノ上地区は名の通り山頂にあります。交通の便も悪く、高齢化率は約90%であり、このままでは持続可能な社会とは言えません。いずれ、住む人がいなくなってしまうかもしれません。

矢掛高校はESDの取組の柱の一つとしてこの山の上地区を取り上げています。幅広い世代に、山ノ上地区の魅力を伝えるとともに、中山間地域が抱える問題を把握し、山ノ上をその問題の解決のための活動の場にするというものです。矢掛高校では、山ノ上名物の干し柿作りのボランティアを継続してきました。また、干し柿の加工品などをメニューとした「雲の上カフェ」の計画にも加わっています。

 

 

山ノ上地区の魅力は、おいしい干し柿と豊かな自然です。持続可能な社会を構築するために自分達に何ができるのかを考えるきっかけになりました。

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12月
11

We ask the world leaders to unite and make education their top priority.

ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されています。今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことをめざす学習や活動です。

「持続可能な開発」のために教育が極めて重要な役割を担うことについては,1992年に開催されたリオ・サミットの際に認識され,2005年から始まる『持続可能な開発のための教育の10年』が国連総会において満場一致で採択されました。

そのESDの10年の最終年に当たる今年、岡山市と名古屋市で「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」が開催されたのです。

岡山市で開催されたユネスコスクール世界大会高校生フォーラムには、新しい ESD 世代の代表として世界 32 ヶ国から私たち高校生が集まり、「日常生活と社会において持続性を阻害しているものは何か」、「持続性を促進するために重要なものは何か」というテーマで、身近な問題から話し合いを始め、共同宣言をまとめました。

フォーラムのキーワードは、”education”。各国の高校生が持続性を促進するために最重要なものとして教育を挙げてあげていたのです。環境、貧困、人権、平和、開発。すべての問題を解決するために必要なものは教育です。特に、発展途上国において、教育を受ける権利を行使できないことが、持続発展を阻害していると熱く語っていました。

その2014年のノーベル平和賞に女子教育の権利を訴えるマララ・ユフスザイと児童労働の撲滅をめざすカイラシュ・サティアルティが選ばれたことは、大変象徴的な出来事でした。2人の立ち位置・主張こそESDの本質なのです。2人の受賞記念スピーチでは、教育の意義が熱く語られていました。

 

マララ・ユフスザイのスピーチ(抄)

My great hope is that this will be the last time we must fight for the education of our children. We want everyone to unite to support us in our campaign so that we can solve this once and for all. Like I said, we have already taken many steps in the right direction. Now is the time to take a leap.

It is not time to tell the leaders to realize how important education is -they already know it- their own children are in good schools. Now it is time to call them to take action. We ask the world leaders to unite and make education their top priority.

 

私の大きな希望は、子供の教育のために私たちが闘わなければならないというのが、これで最後になることです。私は、皆様に子供の教育についての問題をきっぱりと解決できるよう私たちのキャンペーンをいっしょに支えていただきたいのです。私が言ったように、私たちはすでに正しい方向に多くのステップを踏んでいます。今こそ躍進するときです。

指導者に教育の重要性を理解させるときではありません。(彼らはすでに気づいています。)彼らの子供たちはよい学校に通っているのです。今は彼らに行動を呼びかけるときです。私たちは、世界の指導者が結束し、教育を最優先にすることを求めます。(訳 川上)

 

カイラシュ・サティアルティのスピーチ(抄)

There is no greater violence than to deny the dreams of our children. The single aim of my life is that every child is:

free to be a child, free to grow and develop, free to eat, sleep, see daylight, free to laugh and cry, free to play, free to learn, free to go to school, and above all,

free to dream.

 

子どもたちの夢を否定するほど、大きな暴力はない。

私の唯一の目標は、子どもたちが、子供らしく、育ち成長し、食べ、眠り、日ざしを仰ぎ、笑い泣き、遊び、学校へ行き、そのような自由をもつことです。そして、とりわけて夢見る自由をもつことです。(訳 川上)

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12月
10

地域学におけるICTの効果的な活用

地域学におけるICTの効果的な活用

~中山間地域の持続発展を担保する人材の育成のために~

来年度も、全校生徒を対象にしたESD活動として、瀬戸内海の過疎化高齢化が進む白石島での研修や、中山間部におけるICT活用の先進地徳島県上勝町への視察、ユネスコスクールとして海外の高校生徒との交流や意見交換も継続して実施していく予定です。また、小・中・高の校種間交流も積極的に行い、こどもの視点からさまざまな提案を行ったり、行事に企画参加したりする街並みプロジェクトを随時実施していきます。このようなアクティブラーニングを実施するにあたって、ICTの活用は大きなツールになります。

中山間部と都市部の格差を縮めるためにICTは重要なツールです。たとえば本校が毎年研修視察に訪れる徳島県上勝町では、高齢者がタブレット端末を駆使し、葉っぱビジネスを展開し高収入をあげています。

一方で、SNSの問題点が指摘されることも多いです。しかし、ユネスコスクール世界大会において、本校生徒が、「広島水害のときSNSを活用して高校生が自発的にボランティア組織を立ち上げ貢献した」ことを発表し、各国の高校生の共感を得ました。持続発展可能な世界をつくるために、ユネスコスクールとしてICTを活用し、中山間部を活性化したり国際協力を進めたりしていくことができるのです。

 

ESDの活動の中でICTがどのように活用でき、どのような効果をあげるのかを検証していきます。目前の現実に対しツールとしてICTを使いこなし、現実に生かすことができる力、これから求められる能力の一つです。

地域学の活動に積極的にICTを取り入れ、ICTを自分の考えを表現するツールとして効果的に活用し、情報収集や情報発信・パンフレットの作成・プレゼンテーションなどを積極的に行うことによって、中山間部を活性化させ、若者の定住化を図ることをめざします。とくに、本校には情報処理能力の高い地域ビジネス科の生徒がおり、普通科の生徒とコラボすることで相乗効果を期待しています。

現在、矢掛高校では、地域貢献活動が進路意識向上に役立ち、地域での活動を通じて地域学系や医療・福祉・教育系の大学への進学希望者が増加しています。普段の学校生活においても、地域との連携を意識する生徒が増えてきました。地域学の活動に積極的にICTを取り入れることで、これらの意欲が向上するとともに、情報系の進学希望者が増加することが期待されます。

また、次のような変容が見られることを期待しています。

○幅広い年齢層との交流、発表会やSNSよる交流を通して、コミュニケーショ ン能力やプレゼンテーション能力が伸長する。

○ツールとしてICTを利用することで人間関係を築く力、社会に参画し寄与する態度、ネット利用時の規範意識や公共心の向上が見られる。

○「持続発展教育(ESD)」を視野に、単なる地域貢献活動にとどまらず、持続可能な社会の担い手としての意識をもち、ICTを活用して積極的に情報発信・情報収集する。

 

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12月
09

28年インターハイに向けて

 平成28年に岡山を中心にインターハイが行われます。 In 2016, all Japan high school sports tournament will be held in Okayama and near Okayama.

 そのスタッフの説明会を本校フォレストで行いました。   Our school’s student council members had a meeting about sports tournament at Forest Room.

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12月
09

12月9日は障害者の日

だれもが、互いに人格と個性を尊重し支え合う社会を「共生社会」といいます。このような「共生社会」は、すべての人が、それぞれの役割と責任を自覚し、主体的に取り組むことによりはじめて実現できるものです。

障害者基本法には、すべての障害のある方に対し、「個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有する」こと、「社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられる」ことを宣言するとともに、「何人も、障害者に対して、障害を理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない」ことを明らかにしています。

12月9日は、1975年に「障害者の権利宣言」が国連総会で採択された日です。また12月3日は、1982年に「障害者に関する世界行動計画」が国連総会で採択された日です。これを記念して1992年の第47回国連総会で、12月3日を「国際障害者デー」とすることが宣言されています。

「国際障害者デー」である12月3日から我が国の「障害者の日」である12月9日までの1週間を「障害者週間」としています。

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12月
06

ボランティアにいきました

 昨日、矢掛町内のいろいろな幼稚園や施設でボランティアをおこないました。 Yesterday some students went to nursery homes and kindergartens as volunteer stuffs.

 写真は美川幼稚園のものです。 The following pictures are in Mikawa Kindergarten, Yakage town.

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  子どもたちの目線で一緒に楽しむ様子が印象的でした。  It’s very impressive for our students to enjoy friendly playing with kindergarten kids each other.

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12月
05

ESDに関するユネスコ世界会議

【ESDに関するユネスコ世界会議(閣僚級会合及び全体の取りまとめ会合)】が2014年11月10日~12日に愛知県名古屋市で開かれました。ユネスコ加盟国から閣僚級をはじめ約2,000人の参加を得て、「国連ESDの10年」(2005~2014年)を振り返るとともに、2015年以降のESDの更なる推進方策について議論しました。我が国で開催される過去最大規模のユネスコの会議です。

この会議に、矢掛高校2年竹井まどかが、高校生フォーラム代表として参加し、ユネスコスクール世界大会高校生フォーラム共同宣言(2014 年 11 月 7 日採択)を報告するとともに、パネルディスカッション「2030年のESD–どのようになっているか」のスピーカーを勤めました。

共同宣言は、以下の通りです。

ユネスコスクール世界大会 Student(高校生)フォーラム共同宣言    2014 年 11 月 7 日採択

 世界は、地球的規模の諸問題と各地域における諸問題を解決しようと多大な努力を続けてきました。戦争、紛争、環境、文化、エネルギー、食について着実な進歩を遂げてきましたが、今日にいたっても私たちはまだ多くの問題に直面しています。そのため私たち ASPnet の高校生は、様々な地域の背景を考慮しつつ、世界の重要な諸問題について更に知るために、学び合いの努力をしています。

2005 年に始まった「国連 ESD の 10 年」は最終年を迎えました。この 10 年間、私たちは、学び合いの大切さを知り、地球的諸問題に共同して立ち向かう姿勢を強めることを学びました。これは、世界の持続可能な発展の成功には ESD が必要欠くべからざるものであるという明確な信念のもとに達成されました。その結果、世界は私たち若者世代によるこれら諸問題への参画を、これまでにも増して期待しているように見えます。

2014 年 11 月の今日、新しい ESD 世代の代表として世界 32 ヶ国から私たち高校生はここ日本の岡山市に集いました。「日常生活と社会において持続性を阻害しているものは何か」、「持続性を促進するために重要なものは何か」というテーマのもとで、私たちは身近な問題から話し合いを始めました。

その後、発展とは何かという話し合いにより、私たちはその多様性を確認しました。私たち高校生が先頭に立って、環境、文化、伝統、そして世代や国を越えて人を尊重していくという意見が述べられました。私たちは責任あるかたちで、様々な目に見える活動により出来る限りその輪を広げていくことが必要です。またそのためには、一人ひとりが自分の生活の中で小さな行動から始めることが大切です。たとえば、友達との協力やリサイクル運動、ボランティア活動への参加をとおして、ESD に興味・関心を持てるような楽しい学びの場をより多くの人に紹介していくことができます。そしてこのことは、若者の独創的な企画によって ESD や若者世代への興味を喚起することにもなるでしょう。私たちは共に行動できることがたくさんあることに気付きました。

これらのディスカッションに基づいて、高校生である私たちが現在と未来においてできることとなすべきことを模索して意見を交換しました。その結果、合意にいたったことは次の 5 点です。

  1.   自分たちの力は無力ではないにせよ限られています。しかし共に助け合い、持続可能性について学び合う機会を大切にして、ESD について発信していきましょう。
  2. 私たち高校生は、一人ひとりが地球に生きる一員としての自覚を持ち、環境と周りの自然を意識していきましょう。長期的な視点にたって、学校で ESD が教えられるようになるために責任ある行動を明確にとりましょう。
  3. 私たち一人ひとりが責任をもって互いのつながりを育てることで、様々な生活様式と文化と意見を共有して尊重しましょう。そうすることで、学び合いと知的な刺激を促進しましょう。
  4. つながり合いとコミュニケーションを更に学ぶことで、平和と人権と、教育によって個人が成し遂げられるものを知りましょう。このことには男女平等と人権と平和と啓発が含まれます。これら全てにおいて、私たちは教育の果たす重要な役割を意識しましょう。
  5. 上記の全てを私たち全員が意識して、個人の明確な目標を明らかにするよう全力を尽くしましょう。

 

 

The Joint Declaration of UNESCO ASPnet International ESD Events for Students and TeachersPlatform for Students   (Adopted on November 7, 2014)

People around world have been making huge efforts to solve both global and regional issues. It is true that societies have made good progress when it comes to wars, conflicts, the environment, culture, energy and food. However, today we still face many problems.

For these reasons, we, as ASPnet high school students, are committed to learning from one another, taking into account our diverse regional backgrounds, with the aim of learning more about the world’s important issues.

We are now at the end of the UN Decade of Education for Sustainable Development, which began in 2005. Throughout the past 10 years, we have learned the importance of mutual learning and of developing a shared attitude towards global issues. This has been achieved in the clear belief that Education for Sustainable Development (ESD) is essential to the success of sustainable development around the world. As a result, it seems that the world is looking to us, the younger generation, to commit ourselves to solving these problems – now more than ever.

Today, in November 2014, we have come together here in Okayama City, Japan, as high school students from thirty-two nations, representing a new generation of ESD. Our discussions began with familiar issues under the themes of ‘What factors do we believe block sustainability in everyday life and society?’ and ‘What is important when it comes to promoting sustainability?’

Subsequently, we discussed what we mean by ‘development’, and here we agreed on the diversity of its applications. We shared the opinion that, as high school students, we need to take the lead in respecting the environment, our culture, ourtraditions, and other human beings – regardless of their age or where they live. We need to spread our ideas as widely as we can through a range of demonstrable activities and do this in a responsible way. To achieve our aims, we believe that it is important for us to start with small actions in our immediate vicinities. For example we can cooperate with our friends, promote recycling and participate in volunteer activities, all the while demonstrating to an increasing number of people the range of enjoyable opportunities that ESD provides. This will interest other people in ESD and in the younger generation as a result of our unique, creative projects. In short, we agreed there are many thingswe can do together. Based on these discussions, we then exchanged opinions and ideas to explore what we, as high school students, can and should do now and in the future. Finally, we arrived at the following five conclusions:

  1.   We are not helpless but our abilities may be limited. However, we are keen to cooperate with each other, to make full use of the opportunities that exist for learning about sustainability, and to disseminate information on ESD.
  2. We are conscious that every single one of us, as high school students, are human beings living on Earth. As such, we need to be conscious of the environment and the natural world around us. In the longer term, we need to take responsible actions in specific ways to encourage ESD where it is not yet taught in schools.
  3. Each of us has a responsibility to share and respect a variety of lifestyles, cultures and opinions by fostering connections with each other so that we can promote mutual understanding and inspiration.
  4. People need to learn how to connect or communicate with each other more, to know what peace and human rights are, and what the individual can achieve through education. This should consist of topics such as gender equality, human rights, peace, and awareness raising. In all of this, we need to be conscious of the important role that education plays.
  5. Every one of us needs to be conscious of all the above-mentioned and make every effort to develop clear personal objectives.

 

 

2014年11月10日付スポニチでは、次のような報道もなされています。

皇太子ご夫妻は10日、名古屋市の名古屋国際会議場で開かれた「持続可能な開発のための教育(ESD)」世界会議の開会全体会合に出席された。ご夫妻で壇上に着席し、雅子さまは皇太子さまが「教育分野での具体的な取り組みがさらに進むことを願います」などと英語であいさつする様子を見守った。会合に続いてご夫妻は各国のESDへの取り組みを紹介するパネル展示を見て回った。今月上旬、岡山市で開催された関連会議に参加した岡山県立矢掛高校2年の竹井まどかさん(16)らとも懇談し、雅子さまは「海外の人と議論したんですね」などと声を掛けた。

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12月
04

街並み探訪 建築学の視点から

11月27日午後、2年探究コースが矢掛街並み探訪をしました。ナビゲーターは高知工業高等専門学校の北山めぐみ先生です。北山先生は、環境都市デザイン科の所属で、専門領域は「歴史的環境保全」です。玉島商工会議所産業観光推進アドバイザー赤澤雅弘さんのお骨折りをいただきました。赤澤さんは、産業観光を推進されていて、今年は、やかげ学発表会を見にバスを出していただきます。

探訪終了後、建築系の大学に進学を希望している生徒に対して、本当に熱心に長時間お話をしていただきました。ありがとうございました。

 

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11月
28

神戸で実践発表

今日は、公益財団法人 未来教育研究所 実践事例発表大会で、「人口減少社会における地域を支える人材を育てる後期中等教育のあり方― 持続発展可能な地域をつくるために ―」を発表しに神戸に来ています。

人口減少社会に突入し地方消滅が叫ばれる今日、中山間部は先行モデルといえます。過疎化・少子化が進む中山間部では高校生は戦力です。地域に進出することで地域が活性化し、生徒も自らの進路実現に役立つようなプログラムを開発し、実践していくことが本研究のテーマです。学校の持続発展が地域の持続発展を担保します。そのためにも、地域に信頼される開かれた学校づくりを一層進めていかなければならないと考えています。

DSC00009高見茂理事長の講話に感激しました。

教育の動向と課題     未来教育研究所理事長 京都大学教授 高見 茂

 教育再生の加速化    政治経済と無縁でない

グローバル化の流れ   日本の半導体メーカーは壊滅

            京大出の優秀な技術者も企業内失業

終身雇用制の終焉    学校で学習したことが20年もたない

 これから求められる2つの能力

①    変化に備えて常に学び直す力

②    変化に対して柔軟に対応する力

 ・①のエビデンス  学生時代の読書量が勝負

・②のエビデンス

  ◎ Human Capital 人的資本(知識・能力・気力)

  ◎ Social capital  社会関係資本

                       社会の中の関係づくり 信頼・価値・潔さ・トレランス

        10代後半から20代前半で定着

         ☆ 高校生に対する市民教育を

         ☆ 高大連携の必要性

 

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11月
27

第2回学校評議員会

11月27日、岡山県立矢掛高等学校第2回学校評議員会を開催しました。

今年度の重点的取組と中間評価についてご協議いただき、助言と意見をいただきました。

校長あいさつでは、第1回以降の主な活動について校外での取組を中心に説明しました。

学校評議員からの意見・助言は次のとおりです。

  • ○ 先生方も生徒もよくがんばっている。
  • ○ 授業研究の冊子から先生方の工夫や研究が伝わってくる。
  • ○ 今年はセンターに向けがんばっている生徒が多いとのこと。最後までがんばって欲しい。
  • ○ 家庭教育の習慣については、小中学生も課題である。連携して取り組むことが望まれる。
  • ○ 小中学校では、家庭学習強化週間を設定して啓発活動を行っている。
  • ○ 学力を上げると同時に、高い志望づくりにつながるような講演やコンサートなどのイベントにも参加させたい。
  • ○ 自ら勉強するための動機付けとして、同窓生を活用した講演会を企画してはどうか。
  • ○ アンケート結果を、生徒・保護者にフィードバックするよう、手法を検討していただきたい。

 

ありがとうございました。

 

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11月
19

得々市

11月16日(日)サイエンス部恒例の得々市です。毎月第3日曜日に矢掛駅で「楽しい科学実験室」を実施しています。地域の団体と協力して、地域の活性化を図っています。井原線で来場して得得市で買い物をされた方は、帰りの運賃が無料になります。

化学系・生物系の実験が多いのですが、今回は物理系「自転車発電」と「空気砲」です。

井原鉄道は、沿線人口の減少や原油価格の高騰など依然として厳しい情勢に営業活動強化等で立ち向かい、平成25年度には100万人の大台を回復しました。平成26年1月11日には開業15周年を迎え、開業から無事故運行を継続しています。

矢掛高校は、矢掛駅から歩いて3分。多くの生徒が、町外から井原鉄道を利用して登下校しています。

中山間地域において、過疎化を阻止するために重要な3つのインフラ、それは、交通・学校・医療です。1つでも欠ければ地域は崩壊します。井原鉄道と矢掛高校は連携協力しながら、この小田川流域を懸命に支えてまいります。それが「チイキクラシー(1)の発想です。

(1) 「チイキクラシー」は、教育が産業社会からの養成に応える「メリトクラシー(能力主義)」の対語として、青山学院大学樋田大二郎教授が提唱されています。

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11月
17

きらり輝け!岡山さんフェア2014

11月16日、「きらり輝け!岡山さんフェア2014」が岡山県生涯学習センターで開催されました。

この催しは、岡山県の農業・工業・商業・家庭・看護・福祉・情報の専門学科と、総合学科、特別支援学校で学ぶ生徒が日頃の産業教育に関する学習成果を発表する場です。

あわせて、産業教育130年記念式典も開催されました。

この場で、産業教育に特に功労があるものとして、本校元校長の渡辺哲夫氏(18代)、仲田輝康氏(19代)が、表彰されました。おめでとうございます。

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11月
13

町家イベント 社会実験

11月9日矢掛大名行列にあわせて「町家イベント」が開催されました。これは、街並みの古民家・空店舗等を活用するための社会実験です。

若者の提案をもとに、矢掛の町に新しい息吹を吹き込みます。参加から参画への取組の一つです。

ところが当日は、あいにくの雨。石井醤油店軒先で計画していた福祉面の販売は、急遽社会福祉協議会テントに変更しました。福祉面は水に弱いのです。クリックするとpdfが開きます。

 

今回特に注目したいのは、矢掛街並みこども連合と体喜ぶ会が協働で開催した、「消しゴムではんこをつくろう!オリジナルハンカチ」のイベントです。

会場は、何年もの間だれも住んでいなかった古民家・空店舗です。この店舗を中学生が中心となって、片付け、清掃しました。見違えるようになりました。

空店舗活用では、一つの空店舗をどうするかだけを考えるのではなくけではなく、地域や商店街が連携して、地域の視点から空き店舗を活用することが求められています。つまり、『面的な』空店舗活用です。矢掛の場合は、旧山陽道に沿った『線的な』活用です。 街なみのコンセプトを設定し、様々な立場の人が協働で空店舗を活用しながら、商品を販売し、サービスを展開することが必要です。

鳥取市鹿野町の先行事例を見ても、どうやって若者を引き込んでいくのかが成功の鍵を握ります。NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会副理事長の小林清 氏は、矢掛の場合、町の中に高校があることが素晴らしいし、プロジェクトの中心戦力であるとおっしゃっていただきました。

準備ができた会場にユネスコスクール世界大会エクスカーション(研修旅行)に参加した世界の高校生35名が訪問。中学生の指導で楽しくオリジナルハンカチを作りました。大変喜んでいただきました。

今回、高校は独自の活動をしますので、矢掛街並みこども連合の主体は中学生にお任せしました。

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11月
12

宿場まつり大名行列   無事終了

矢掛は江戸時代、山陽道の宿場町として栄え、本陣脇本陣をはじめとする宿場集落を形成していました。現在でも当時の町並みを色濃く残しており、全国で唯一、本陣と脇本陣の両方が国指定重要文化財として現存しています。
毎年11月第二日曜日、その矢掛の町並みを舞台に、大名行列を再現されます。約80名で編成された往時の姿そのままの絢爛豪華な大名行列が、街道を練り歩き、人々を江戸時代へとタイムスリップさせてくれます。

その矢掛で大名行列が始まったのは1976年の豪雨災害がきっかけでした。矢掛中心部の大半が床上浸水するという甚大な被害を受け、その復興の足がかりとして同年11月に「矢掛の商工まつり」として大名行列がスタートしました。現在の大名行列は地元の商工会・観光協会を主体に企画運営され、行列参加者は商工会青年部・県立矢掛高校生徒・町役場やJAの職員など多彩なメンバーで構成されています。また、それらに所属する外国人も参加して、矢掛町総力結集の協力態勢です。宿場まつりは今年で第39回を迎え、江戸の風情を楽しむ約3万5千人もの人で溢れます。
矢掛高校は、学校をあげて宿場まつりを応援します。大名行列への参加だけではなく、矢掛高校ブースを中国銀行前商店街駐車場に設営し、本部放送係、「福祉面」の販売、お茶席などを行いました。

福祉面の販売

 赤い羽根募金

地ふ域ビジネス科第2学年の授業の中で開発した矢掛特産のアスパラガスを使ったパスタも販売しました。この商品は「手打ちうどん庵 ~ioRi~」様のご協力を得て製作した新商品です。

アスパラパスタの営業

 

金曜日には12年生全員で、町内を清掃したり、まつり終了後には、生徒会が矢掛中学校と協力してゴミひろいをしたりしました。

終了後の片付け

矢掛高校は、地域と共に歩む開かれた学校づくりをめざしています。「地域を支え、地域に支えられる学校」として、様々な活動を行っています。社会人になったときに「地域を支える人材」となるような人材育成をすることが本校の使命だと考えているからです。

ところが、今年も雨・・・。これで3年連続です。雨の中にも関わらず、大勢の生徒がそれぞれの持ち場で精一杯がんばってくれました。

 雨の中の大名行列

Earthrise20

 

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11月
11

ユネスコスクール世界大会エクスカーション

11月8日、ユネスコスクール世界大会に参加した世界の高校生35名がエクスカーション(研修旅行)として、矢掛町を訪問されました。

Course C : From the Past to the Future,YAKAGE-cho is a Town Filled with the Unending Genealogy,History,and Culture

「過去から未来へ 悠久の系譜 歴史と文化が薫るまち 矢掛町」

矢掛町の歴史は古く、江戸時代には旧山陽道の宿場町として、文化・産業などの要衝として殷賑を極め、健全な状態で旧姿を留めている本陣・脇本陣は、全国でも唯一矢掛町のみで,国の重要文化財に指定されています。

こうした歴史的資産が今なお現存し,深い歴史と多様な文化を湛えた町を小学生・中学生による案内で散策しながら、未来へ伝承するための取組を学びます。

 

13:30 バスで到着です。小学生と中学生が一生懸命説明します。

 

本陣前で、記念撮影です。特別に大名行列の奴も出演。毛槍を投げる体験もしました。この後、町内の菓子店で和菓子作りの見学・体験をしました。

江戸時代から続く醤油蔵の見学です。伝統的な産業を継続している町は、持続発展可能な町です。

町そのものがESDなのです。

現在、矢掛町では街並みを守る会と矢掛高校が中心となり、古民家空店舗再生プロジェクトの社会実験を行っています。その一環として「体喜ぶ会」と「矢掛街並みこども連合」が行っている「スタンプでハンカチをつくろう」プロジェクトに参加しています。中学生の指導で楽しくオリジナルハンカチを作りました。

小中学生とあっという間にお友達になりました。

ケーブルテレビ矢掛放送の取材も受けました。

名残は尽きませんが、出発の時間です。

よい思い出ができたでしょうか。

我々の目指すESDは、高校生だけで完結するのではなく、その活動が中学生・小学生と次の世代に引き継がれていくものだと考えています。今回の説明でも小学生が街並みについて説明し、それを受けて中学生がESDの視点からとらえ直すという形態でした。こどもたちが自分たちで考え、企画した活動を積極的に行っています。高齢化が進む町なみで若者は貴重な戦力です。異年齢の集団を組織することで持続発展可能な教育を実現させるとともに、活動を通して地域に貢献する意識をもった人材を育成したいと考えています。ESDについては、矢掛町役場にも大変理解していただいており、今回もすべて役場のみなさんに支えていただきました。

矢掛高校生徒はというと、翌日の大名行列の準備で大忙しです。

 

Earthrise19

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11月
10

ユネスコスクール世界大会

11月6日7日、ユネスコスクール世界大会が、グランビア岡山で開催れました。32カ国の高校生が出席し、地球規模の課題に対して若者が取り組むべき活動を発表し合いました。これは、ESD(持続可能な開発のための教育)に関するユネスコ世界会議の一つです。

矢掛高校からも、様々な活動をサポートするため、大型バス1台で参加し、大会を盛り上げました。

矢掛、和気閑谷、林野、一宮高校の生徒4人による岡山チームは、携帯電話の普及のメリット・デメリットを導入に、8月の広島市土砂災害のとき、SNSを活用して集まった若者たちがボランティア活動に携わったことを発表し、人のつながりは世界を変える大きな力になり得ると訴えました。

 

 

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11月
09

お待ちしています

宿場まつり大名行列のために、本校1、2年生が金曜日に心をこめてボランティア清掃を行いました。

Today we did cleaning as a kind of volunteer work last Friday. (1st and 2nd grade students)

これから大名行列が始まります。みなさま、お越しください。

From now Daimyo Gyoretsu will take place , so everybody please come to Yakage Center street!!

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11月
04

矢掛町協働のまちづくり表彰式

11月1日、やかげ文化センターで矢掛町協働のまちづくり表彰式が行われ、本校軟式野球部が末永三喜太賞特別賞を、「やかげ学」が末永三喜太賞を受賞いたしました。

 

岡山県立矢掛高等学校軟式野球部

日頃より学業と部活動の両立を図り第59回全国高等学校軟式野球大会に出場し活躍されました。

岡山県立矢掛高等学校やかげ学

貴学校設定教科は生徒の地域活動への積極的な参加を推進し社会の担い手育成に寄与されました。

また、やかげ観光大使 やかっぴー も末永三喜太賞を受賞しました。やかっぴーは、表彰式終了後セントレアで開催されたゆるキャラグランプリ2014決勝に旅立ちました。そして、なんと62位と大健闘でした。

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