Category Archive: 矢高の日常
5月21日22日、さいたま市大宮ソニックホールで開催された全国高等学校長協会総会・研究協議会に参加しました。
会長挨拶では、
選挙権が、18歳からになることが現実的になってきた今日、社会人として判断する力を身に付けさせることが一層大切になってきている。高校の多様化が進む中で、「コア」となる部分を明らかにし、質の確保と向上を図らなければならない。そのためには高大接続と、小中高連携が重要になってくる。
との話にうなずいていました。
感動したのは、旭川市旭山動物園の前園長 小菅 正夫 先生の講演 「旭山動物園 夢を実現したプロジェクト」 でした。観客がどんどん減少し、閉園を迫られている動物園を再建したお話です。最初は、動物の話かと思って聞いていたのですが、最初から最後まで、経営のお話でした。大切なことは組織の存在理由に徹底的にこだわり、ぶれないこと。野生動物を見てもらうことで、自然環境に興味をもち、保全の味方になってもらう。それこそが動物園の存在意義であり、観覧車もジェットコースターもあしかショーもいらない。それぞれの職員が自分のしなければならないことを自覚し、誠実にそれを行っていけば未来は開けてくる。組織改革は意識改革である。とのお話には、中山間部の人口減少で生徒募集に苦悩する校長として、参考になるとともに勇気を与えて頂きました。
文部科学省から配布された、分厚い行政説明資料に目を通していると、どこかで見たことのある学校評価書があるなあ・・・。平成24年度私が校長をしていた矢掛中学校の学校評価書ではありませんか。びっくりしました。「学校評価の実効性を高める取組」の事例として矢掛町の専門評価を上げているのですが、その実例として出ているのです。びっくりするとともに高く評価して頂いたことに感激いたしました。
小さくて内容が読めません。 矢掛中学校のHPで公開しているので、よかったら見てやってください。
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5月19日・20日東京新橋ヤクルトホールで開催された全国商業高等学校総会・研究協議会に参加です。二年目の参加ですので、去年より緊張していません。今年は商業教育が始まって130年、周年記念式典も併せて開かれました。
ところが、緊張して聞いたのは、文部科学省教科調査官の先生の講話です。
「商業教育に未来はあるか」
商業科に通学する生徒の減少、設置校の減少。専門学科通学生徒は1年で一万人減少し、そのうちの半分が商業科です。商業科生徒割合は6.3%にまで落ちており、このままだと総合学科との逆転も起こるとのこと。
商業科にとって必要なことは、
- 知識と技術を身につけること(各種検定)
- ビジネスの場面を想定すること(課題研究)
- 地域をフィールドにすること
このステップを明確にすることが大切であるというお話でした。商業とは何かという存在意義を強く主張することこそが商業科の持続発展を担保するというお話でした。
商業とは何か、それは「商品を通して人と人とを結びつけること」です。人づくりに最高です。地域に出て心と体全体で学ぶものです。それが働く力になるのです。サービス経済化・グローバル化の追い風をキャッチしなければならない。
ということを熱く語って頂きました。
本校地域ビジネス科の目指す方向が正しいことを裏付けて頂いたような想いでした。

地域ビジネス科が「備中矢掛宿の町並みをよくする会」から依頼を受け、作成した「老舗紹介マップ」。すべての事業所でのインタビューをもとに作成しました。今後もこのような取組を継続したいと思います。
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標記のものを中間考査最終日ということで行いました。
総合コースは2クラスありますが、目指す方向は同じ!
結束力を固め、確認し合うひとときとなりました。

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5月15日、矢掛町農村環境改善センターで開催された、教職員互助組合退職互助部小田支部総会にゲストとしてご招待頂きましたので、後半のみでしたが参加させて頂きました。参加した部分は内田隆志さんの講話「伝えたい言葉・歌」です。内田さんは、音楽を通じて子どもたちに人権の大切さを訴えようと、学校などで自作の歌を披露する演奏活動に取り組んでいます。
内田隆志さんは、元中学校の先生。私も4年間同じ学校に勤務し、様々な影響を受けた尊敬する先輩です。社会科の先生として同和教育に関わり、人権をテーマにした授業は感動的でした。すばらしいものでした。また、教室でよくギターを弾いて生徒たちと歌っていました。倉敷市立北中学校の校長だったときに、ギターを交えて話をするようになり、人権への思いを込めた自作の曲を壇上で奏で始めたそうです。

2013年3月に定年退職してから、公民館や学校・幼稚園などに出向き、弾き語りやお話をされています。
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求則得之 舎則失之

「求則得之 舎則失之」 校長室に掛けられている額です。書家としても名高い「五・一五事件」で凶弾に倒れた犬養毅から寄せられた書額です。「本堂」の号ではなく、「犬養毅」と本名が記されています。学校のため、威儀を正して謹んで書いたというご自身の姿勢が示されているとのことです。
1932年(昭和7年)5月15日に武装した海軍の青年将校たちが総理大臣官邸に乱入し、岡山県出身の内閣総理大臣犬養毅を殺害しました。この書がかかれたのは、その前年の昭和6年冬。昭和6年12月13日に第29代内閣総理大臣に就任しています。
求むるときは則ち之を得、舍つるときは則ち之を失う
と読みます。『孟子』盡心章句上 に書かれているものです。
「求めようとする心があれば、それを得ることができるが、その思いを捨ててしまっては、得るはずのものばかりでなく、心をも失ってしまう。」ということです。
求めるべきものは、すでに用意されています。あとは、それを求めようとするか否か、その人の心がけや意志によるものなのです。ただ漫然と思うだけではなく強く念じる心が行動を生み、やがて得ようとしていたものが見えてきます。
求則得之 舎則失之
是求有益於得也 求在我者也
求之有道 得之有命
是求無益於得也、求在外者也
『孟子』 盡心章句上
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本日午後は、岡山県高等学校囲碁連盟理事会に参加のため岡山に出張です。矢掛町と囲碁には深い関係があるので、副会長を仰せつかっています。
矢掛町内にはなんと【囲碁発祥の地】の石碑があるのです。これは、郷土の偉人吉備真備が、唐から囲碁を持ち帰ったというお話に端を発します。

吉備真備公園(矢掛町東三成) 「囲碁発祥の地」 石碑 / 石造りの大碁盤
吉備真備は、唐の朝廷に才芸を恐れられ、次々と難題を出されます。当時の日本に伝わっていなかった囲碁で唐の名人と対局させられてしまいます。真備は、阿倍仲麻呂の化身である鬼から、囲碁で打ち負かして殺そうとする朝廷のたくらみを聞かされます。真備は、囲碁ができません。鬼から、即席の指導を受けました。大接戦となったが、終盤になって真備の陣地が少し足りません。そこで真備はすきを見て、名人に取られた黒石一つを口からのみ込んで、逆転勝ちします。そこで朝廷は真備に下剤をのませたが、真備は術を用いて石を腹から出しませんでした。唐の皇帝玄宗も負けを認め、真備の帰国を認めたというお話です。めでたし。めでたし。 ・・・ずるはいけませんねぇ。
これらのエピソードは、ボストン美術館所蔵の「吉備大臣入唐絵巻」にも描かれています。

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今日から2,3年生は中間考査が始まりました。明日から1年生は入学初の定期考査が始まります。質問に大勢訪れています。
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5月13日、23年生の一学期中間考査が始まります。1年生は、14日からです。


定期考査について、NHKが 「 テストの花道 」 というおもしろい番組を作っています。
このなかに2013年2月11日(月)放送の 「 花道流定期テスト必勝法! 」という回がありました。
【以下引用】 定期テスト成功のカギはノート!では、ノートをキレイにとれば点数がとれるのかと思いきや、そうではないと言う。今回は、定期テストがうまくいくノートの使い方を知る人たちに話を聞いたぞ。花道が自信を持って勧める定期テスト必勝法でキミも満点をめざそう! 【以上引用】
大変参考になりますので、是非見てください。
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薬物に対する自覚と意識の高揚をはかるため、研修を行いました。
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5月11日、矢掛町立中川小学校体育館で開かれた「こころのふれあい交流会」でお話しさせて頂きました。教育活動のパネル展示もさせていただきました。町施設等で一年間活動する「やかげ学」の活動のお話が中心です。
山陽新聞には『卒業生が町役場に就職するなど、郷土愛を育て、進路を自ら選択する力になっている』と紹介していただきました。

中川地区の皆様、ありがとうございました。
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5月10日、国際ソロプチミスト井原が開催する「高校生のボランティア活動を応援する集い」に参加させていただきました。考査期間のため、生徒会執行部を中心とする少人数での参加となりました。

ボランティア活動やESD活動に必要な資金を毎年助成して頂いています。
ありがとうございます。大切に使わせて頂きます。
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「矢高だより」ができたので美星中学校・美星公民館にお邪魔しました。
美星地区は、岡山県の西南部に位置し、吉備高原の一角をなしています。かつて、美星町として存在していたが、平成の大合併により芳井町とともに井原市に編入されました。
「地形の起伏がゆるやかで気流が安定している」「瀬戸内式気候で晴天率が高い」「市街地から離れている」など、町名の通り天体観測に適した条件が揃った地であり、美星天文台・(財)日本宇宙フォーラムの「美星スペースガードセンター」(スペースデブリや小惑星の監視)の所在地です。「美しい星空を守る美星町光害防止条例」を制定しています。
人口が減少し高齢化がすすむ美星地区では、「星の郷青空市」を開設し、多くの来場者を迎え安定した経営が行われています。
矢掛高校の分校が美星町にありました。1948年岡山県立矢掛第一高等学校美星分校として発足し、1952年に改称・独立し、岡山県美星高校として小田郡堺村外二箇村高等学校組合により設置されました。1963年には県立に移管し岡山県立美星高校となり、1971年には岡山県立矢掛高校美星分校に戻り、1986年に廃校となっています。
現在は、「星の郷ふれあいセンター」という研修宿泊施設になっています。ここでは、平成に入って毎年「ブルーグラスミーティング」が開催されており、初夏にはバンジョーの音色が響き渡ります。矢掛高校美星分校は、日本のブルーグラスの聖地というような存在になっているそうです。

美星地区は、ESDのフィールドとして大変興味深いものがあります。
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二年生のやかげ学では、矢掛町教育委員会の西野学芸員様を講師として「矢掛の歴史と文化財」についての出前講座を行いました。


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4月30日 春の球技大会を実施しました。男子はソフトボール女子はバレーボール。
3年生にとっては、「最後の」球技大会だと、体育委員長の挨拶にありました。


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本校軟式野球部が春の岡山県高校軟式野球大会で準優勝いたしました。
4月28日真庭やまびこスタジアムでの決勝戦では、前年中国大会優勝の新見高校と対戦し善戦しましたが、2対1と一歩及ばず準優勝となりました。

この結果、5月24日から26日に倉敷マスカットスタジアムで開催される中国地区高校軟式野球大会に出場することが決定しました。ご声援よろしくお願いします。

野球部の活動はホームページで紹介するとともに、矢掛町のご協力を得て、井原鉄道矢掛駅に【矢掛高校軟式野球部写真館】として掲示板を設置して、お知らせしています。

山陽新聞記事
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4月23日,井原警察署生活安全課長様を講師としてお迎えし、全校生徒を対象に【薬物乱用防止教室】を開きました。
薬物は世界の国々で深刻な社会問題となっています。日本でも例外ではありません。薬物の汚染は私たちの身近にせまってきています。薬物乱用を防止するためには、薬物の恐ろしさを正しく理解し、薬物に関する正しい知識を身につけることが大切です。

「薬物」とは、主に精神に影響を及ぼす作用があって、気分を変えることを目的に使われ、使用を続けると健康を損なう物質のことをいいます。気分を変えることを目的として、自分勝手に薬物を使ったり、薬の本来の使用目的を逸脱して使用したりすることを「薬物乱用」といいます。
薬物乱用は、友人や先輩から誘われて、つい始めてしまうケースがとても多いのです。おもしろそうだとか仲間はずれになりたくないとか、そういう気持ちがついつい薬物に手を出してしまうことになります。「ダメ!ぜったい!!」という断る意志を強く持てば相手にも伝わるはずです。たった一人の自分を守るために、断る勇気を持ってください。
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4月21日(月)1年生を対象として図書館オリエンテーションを実施しました。矢掛高校図書館の開館時間は12:10から17:00までです。 蔵書は23,742冊です。
県立図書館の本を借りることができるシステムもあります。
また矢掛高校生は、矢掛町図書館を利用できます。貸し出しもしていただけます。


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4月21日、就職希望者を対象とした就活セミナーを開催しました。講師は、キャリア&ビジネスコンサルタントの筒井徹也先生(鉄じぃ)です。テーマは「就職するにあたっての心構えと準備~社会人としての自覚~」です。
「どうして勉強するのか」から始まり、「会社とは何だろう」「その会社に入りたいと考える理由」「企業が求める人材」「プロである自負と自信」「社会人としてよいキャリアを積むためには」と続きます。
「プロである自負と自信」のところでは私自身が、校長として、職業人としての自分を振り返る機会にもなりました。ありがとうございました。
プロである自負と自信
- 信頼され安心して仕事を任せられる
- 他人とも自分とも約束を守る
- 依頼者の真の要求を引き出せる
- 個性的なスキルをもち、容易に真似されないレベルにある
- 自分の流儀を誰に対しても貫ける
- 損得よりも成果や結果にこだわる
吉田松陰の言葉を通して、「至誠を貫きなさい。そうすれば、いつか『役割』とか『志』がわかるようになる」と教えていただきました。「至誠」とは、ふだんやらなくてはいけないことを誰にも負けないくらい真剣にやることと話していただきました。これは、本校の校訓、『至誠力行』そのものです。
最後に、社会人としてよいキャリアを積むためには「見通し・夢・希望」をはっきりもつことが大切であるとまとめられ、「目的地のない船に追い風が吹くことはない」と締めくくられました。
校長謝辞では、「目的地のない船に追い風が吹くことはない」を受け、「帆を広げない船に追い風が吹くことはない。学校として精一杯諸君の就職支援をして追い風になるが、君たち自身がしっかり帆を広げて追い風を受け止めなければならない。」と就職希望生徒を激励しました。
筒井先生は、清音にお住まいということがわかりました。高屋・芳井から清音までの小田川流域をヒンターランドとする矢掛高校にとっては地元の方です。今後ともご指導ご協力をお願いします。

岡山労働局によると、平成25年度末、県内の高校を卒業した生徒の今年2月末時点の就職内定率は96.7%となり、統計を取り始めた平成6年以降、最も高くなったそうです。 これは前年同期を0.5ポイント上回っています。 男女別では、男子は97.8%、女子は94.7%で、いずれも前年同期を上回っています。
平成25年度末の矢掛高校の就職内定率は、おかげさまで100%を早々と達成することができました。ありがとうございました。本年度も、景気の持ち直しの動きを受けて製造業、非製造業とも高校生の採用に前向きな企業が増えると予想されるようです。ハローワーク等と協力し、就職支援活動を一層充実させていきます。
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4月16日(水)に野球部が興譲館高校と倉敷市営球場にて春季大会地区予選代表決定戦を行いました。
9× ― 2 勝利 詳しくはこちらから
コールド勝ちをおさめ、6年ぶりの県大会出場を決めた。
4/26(土)から県大会が始まります。ご声援よろしくお願いします。

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